さいたま市は重点措置期間の二十日から来月十一日の間、夜間開館している図書館やコミュニティセンターなどの利用時間を午後八時までとする。期間終了後の来月十二〜十九日は午後九時まで。市が主催・共催するイベントの開催は、感染防止対策の徹底を条件とする。 また、高齢者を中心にカラオケを伴う会合での新型コロナ感染が広がっていることから、公民館や高齢者施設などでのカラオケ設備の使用を原則禁止する。 (前田朋子)
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さいたま市は重点措置期間の二十日から来月十一日の間、夜間開館している図書館やコミュニティセンターなどの利用時間を午後八時までとする。期間終了後の来月十二〜十九日は午後九時まで。市が主催・共催するイベントの開催は、感染防止対策の徹底を条件とする。 また、高齢者を中心にカラオケを伴う会合での新型コロナ感染が広がっていることから、公民館や高齢者施設などでのカラオケ設備の使用を原則禁止する。 (前田朋子)
東急池上線池上駅(大田区池上六)の駅ビルが三十日、全面的にオープンした。木造平屋の駅舎を建て替えた五階建てビルにはスーパーマーケットなどが入る。かつては駅の構内に踏切がありレトロな雰囲気を感じさせたが、新しく生まれ変わった。 (宮本隆康) 東急によると、池上駅は一九二二(大正十一)年、池上本門寺への参拝客らを念頭に置いて開業。木造の駅舎は改修しながら使われてきた。跨線橋(こせんきょう)などがなく、ホームから線路をはさんで向かいのホームに行く際は、構内にある踏切を渡った。 駅ビルは一、二階の一部が駅舎。改札口は二階にある。三階にスーパーマーケット、四階に区立図書館、五階に認可保育園や学童保育施設などが入る。駅ビルの開発は二〇一七年に始まり、二〇年七月に駅舎部分の利用が先行して始まった。 旧駅舎の解体で生じた古い木材を再利用し、新駅舎の改札内に、旧駅舎で使われていた木製ベンチを復元している。区
基本構想のイメージ図。右側の大きな建物が商業施設で、中央左寄りに図書館などを移転整備する方針(前橋市提供) 前橋市千代田町の中心市街地再開発で、市などの地権者でつくる準備組合は市内で総会を開き、商業施設やオフィスなどの建設を盛り込んだ基本構想を了承した。同市大手町にある市立図書館を移し、再開発区域内に複数の店舗があるスズラン前橋店を一カ所に集約して移転整備し、商業施設の中心とする。二〇二二年度ごろに具体的な計画をまとめ、二四年度の着工を目指す。 (市川勘太郎) 基本構想によると、図書館の他、教育文化施設として、人工知能(AI)や情報通信技術(ICT)を学べる高校や大学などの機関を呼び込む方針。オフィスには県内外の企業を誘致。共同住宅約八十戸の整備も盛り込んだ。再開発区域の東西をつなげる歩行者遊歩道をつくり、まちの回遊性と利便性を高める。景観に配慮し、地下一階に約百台収容の駐車場を整備する。
新型コロナウイルス危機でインターネット通販の需要が高まる中、アマゾンなどネット書店で本の「在庫切れ」が急増している。出版社に在庫があっても、緊急事態下の“優先度”から後回しに。自宅で楽しめる「読書」もしづらくなってしまう状況だが、打開策を講じる出版社も出てきた。 「外出できないし、アマゾンで本を注文しようと思ったら欲しかった本がみんな在庫切れだった」-。会員制交流サイト(SNS)で今、そんな投稿が飛び交っている。 出版社が取次会社を通じ、書店に本の販売を委ねる委託販売制度を取る日本の出版界。出版社に尋ねると、ネットで在庫切れでも出版社や取次には「本はある」。 関係者によると、アマゾンは三月から納品制限を始めた。書評で評判になった既刊本などの在庫が払底し、出版社が働き掛けても追加納品を受け付けないことが多いという。例えば岩波新書では今年初めの刊行本まで「在庫切れ」となり、古書価格も高騰してい
政府は四日、新型コロナウイルスの感染拡大防止のための緊急事態宣言延長に合わせて基本的対処方針を改定し、公表した。重点的な対策が引き続き必要な十三の「特定警戒都道府県」でこれまで通り人と人との接触八割減を求める一方、それ以外の三十四県では、外出自粛や施設使用制限の一部を緩和。社会経済活動を部分的に容認した。公園や図書館は全国で再開を可能とする。 県では「三密」(密閉、密集、密接)を避ける「新しい生活様式」を身に付けるよう求めた上で、県内の外出や小規模イベントの開催を認める。商業施設などへの休業要請についても自治体が実情に合わせて柔軟に緩和できるようにする。 各都道府県向けに経済活動再開のための指針も提示。三十四県に関しては、イベントの制限緩和は参加者が最大五十人程度の想定とし、歌唱を伴わない演奏会や茶会、近距離での会話のない野外イベントなどを挙げた。ライブハウスやカラオケ、スポーツジムは感染
移動図書館車で作業する館長時代の前川さん(右端)=1960年代、日野市で(いずれも日野市立図書館提供) 日野市立図書館の初代館長の前川恒雄さんが十日、八十九歳で亡くなった。今でこそ、図書館が市民に本を貸し出すのは当たり前だが、一九六〇~七〇年代に実践し、モデルをつくったのが前川さん。「市民が自由に本を借りて読めることが民主社会の基本で、それを支えるのが図書館」との信念を貫いたという。 (松村裕子) 当時の図書館は、市民が見て回れる書架はなく、希望者には書庫から本を出して閲覧してもらうのが一般的だった。日本図書館協会の職員だった前川さんは六五年、後に日野市長になる上司の有山〓(たかし)さんの誘いで市立図書館長に就任すると「何でも、いつでも、どこでも、誰でも」を目標に掲げた。
新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言を受け、対象地域の公共図書館はほとんどが休館している。館内での閲覧は三月からできないところが多かったが、宣言後は予約資料の貸し出し休止も一気に増えた。国民の知る自由を守る図書館は、生活に必要ではないのか。その役割を果たそうと、知恵を絞って貸し出しを試みる図書館もある。 (神谷円香) 三人の子を育てる東京都あきる野市の主婦東奏子(あずまかなこ)さん(40)は、市立図書館の休館を入り口の張り紙で知った。七日までは予約資料の受け取りができたが、八日から完全に休館となった。「読書の楽しみも奪われて、我慢ばかりの子どもがかわいそう」と残念がる。 無線LANが充実し、テレワークの人も多い千代田区立図書館も、八日から緊急事態宣言の解除まで閉館。新宿区立図書館は十日、翌十一日~五月十日の休館を決めた。職員は十日、利用者に電話やメールで、取り置き資料の受け取りを
県は十四日午前零時から、新型コロナウイルスの緊急事態宣言に基づく追加措置で、県内の施設や店舗の事業者に対し休業を要請する。これまで森田健作知事は、休業要請に慎重な姿勢を示していたが、首都圏で足並みをそろえる形となった。居酒屋など飲食店の営業時間の短縮要請はせず、従わない場合の罰則などもない。(中谷秀樹) 首都圏で緊急事態宣言の対象地域となっている一都三県のうち、千葉県以外が休業要請する意向を示していた。森田知事は十二日の会見で、方針転換の理由を「営業している千葉県に人が集中し、集団感染の危険が大きい」と説明した。 県は十三日、要請対象となる業種を公表。国の指針に沿った内容で、一部を除いて千平方メートルを超える施設に限るとして小規模施設への独自要請はしなかった。飲食店は対象外だが、感染防止対策例として「営業時間の変更」を明記。担当者は「それぞれの事業者が判断してほしい」と説明した。休業補償は
新型コロナウイルス感染症拡大による政府の緊急事態宣言を受け、東京都の小池百合子知事は十日、休業要請などの対象にする事業者の業種や施設を公表した。休業に協力する中小事業者らには五十万~百万円の「感染拡大防止協力金」も支給すると明らかにした。要請のエリアは都内全域で、十一日午前零時から五月六日まで実施する。 (小倉貞俊) 都内では既に、七日の緊急事態宣言発令を受けて小池知事が、新型コロナ特措法に基づき都民に外出自粛を要請している。記者会見で小池知事は「都では他の道府県と比べ、感染者が突出している。スピード感を持って実施し、早期の終息につなげたい」と述べた。 特措法に基づく休業要請の対象は、(1)ナイトクラブ、インターネットカフェ、カラオケ、馬券売り場などの遊興・娯楽施設(2)大学、自動車教習所、学習塾など教育施設(床面積千平方メートル超)(3)体育館、ボウリング場、スポーツクラブ、パチンコ店な
新型コロナウイルスの感染拡大防止策として複数の公的施設が臨時休館している千葉市は十七日、図書館や生涯学習センターの一部など約三十カ所の施設を再開した。各施設でクラスター(患者集団)発生の対応策が取れると判断したため。中央図書館には、朝から休校中の子どもと保護者らが大勢来館した。 同館管理課によると、休校中の子どもの居場所づくりや、市民からの再開の要望も受けて再開。常時窓を開けて換気し、密集しないように自習・読書用のいすを減らすなどしている。同日午前九時半の開館前から親子連れなど約五十人が列をつくったという。 小学一年の長男と訪れた同市稲毛区の山本えりかさん(36)は「外遊びは限られているので助かる。子どもも自分で図鑑を選べてうれしそう」と再開を喜んだ。同市中央区の小学五年高橋瞳さん(11)は「新しい本を探したかった。休校中に小説をたくさん読みたい」と熱心に本棚を眺めていた。
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