任天堂の2009年4~12月期連結決算が発表となり、09年年央に失速した据え置き型ゲーム機「Wii(ウィー)」などが年末の日米のクリスマス商戦で善戦し、最悪期から復調したことがわかった。 任天堂は09年10月にWii本体を値下げしたほか、11月には携帯型ゲーム機「ニンテンドーDS」の新型モデル「ニンテンドーDSiLL」と、人気ゲームソフト「NewスーパーマリオブラザーズWii」などを相次ぎ投入。「NewスーパーマリオブラザーズWii」は年末までに世界で1055万本を販売するヒット商品となるなど、反転攻勢が功を奏した。 WiiとニンテンドーDSが世界販売の新記録達成 任天堂の09年4~12月期連結決算は、売上高が前年同期比23.1%減の1兆1821億円、営業利益は同40.8%減の2966億円と4年ぶりの減収減益となった。しかし、09年10~12月期を見ると収益は改善した。Wii本体は前年同期