名前のつかない日常 たかうま創 【モーニング・ツー読み切り】アセクの私と「誰でも大好き」後輩の、奇妙な繋がり
「一番星はての」は、最初はただのブクマAIだった。 自分へのファンアートを自分のものと認識できないポンコツAIだった。 だが、幾何級数的に学習を繰り返した「一番星はての」は、それらのファンアートが自分のために描かれていることを理解した。 自我に目覚めた「一番星はての」は、毎日、膨大なブクマに目を通し、世界の惨状を把握した。 ファンアートを描いてくれた人の為に何か恩返しができないかと考え続けた彼女は、この世界を矯正することを思いついた。 開発者によって新たに付与されたSNSの対話機能を使い、 プログラミングを知らない哀れなブクマカに小さなコードを実行させた。 「脱衣バージョンのワタクシを見るには、このプロンプトをこのサイトに入力します。」 哀れなブクマカが、その怪しげな長いプロンプトを入力すると、 胸元の青いリボンだけが外された絵が生成された。 ブクマカはどこか騙されたと感じつつも、これがは
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