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ブックマーク / dlit.hatenadiary.com (13)

  • webでの発言と「居酒屋」のたとえ - 誰がログ

    webで批判や非難、誹謗中傷などネガティブな言及が話題になったときの「居酒屋じゃないんだから」「居酒屋でやれ」といった表現が以前から気になっています。さいきんもいくつかの話題で見かけました。表現としては特に新しいというわけではなく、かなり前から使われていると思います。 この表現を使っている人がみな同じ意図で使っているわけではなさそうですが、「居酒屋での発言なら問題が発生しない(可能性が高い)」ということは共通しているのではないでしょうか。 そのなぜ問題が発生しなさそうなのかという理由のところが気になっていて、これも推測でしかありませんが、「パブリックな場ではないので問題のある発言であっても届いてはまずい人に届きにくい」とか「酒席なのでなかったことにしてよい/してもらえる」などが思いつきます。 私の感覚では、前者は分からなくもないけど後者には賛同できないといった辺りです。 つまり、届かないだ

    webでの発言と「居酒屋」のたとえ - 誰がログ
  • すべての投票した人に感謝(しなかった方は次の機会に) - 誰がログ

    先の都知事選は蓮舫氏に、都議補選(江東区)は三戸安弥氏に投票しました。 これまでずっとブログやTwitterでは投票先を書かないというのが基的な方針だったのですが、ここさいきんのwebの状況を見て、自分の投票先を明かした上で投票に行くことをすすめるのが良いのではないかと考えたので、この記事を書いています。 まず、これまでと比べて投票率が高かったようで、たいへん喜ばしいです。自分の投票した方が当選しなかったのはもちろん残念ですが(三戸氏は当選)、誰に投票したかにかかわらず投票に行った方はその点で社会制度を支える協力者であって「○○に投票するくらいなら投票しない方が良い」とは考えません(もちろんそのほかの点において協力できるかどうかはまた別の話です)。 いかなる社会や状況においても投票率が低いより高い方が良いとか、とにかく投票率が高ければ社会が良くなるといったことは思いません。それでも今の、

    すべての投票した人に感謝(しなかった方は次の機会に) - 誰がログ
  • 今さら?個人サイトを作りました - 誰がログ

    はじめに 経緯と作った理由 Googleに見つけてもらえなくても良い このブログとの関係(今後の方針) おまけ:Wordpress雑感 おわりに はじめに 新たに個人サイトを作りました。 ttagawa-dlit.info さいきんこういうニュースを定期的に見るようになりましたので今さら感があると思いますが、 Googleからウェブサイトへのトラフィックがゼロになる日 – WirelessWire News むしろこういう状況だから作ろうかなと思ったというところがあります。 経緯と作った理由 元々別のドメインで個人サイトを持っていたのですが、ドメインの更新をミスって(期限の勘違い)なくなってしまいました。 しばらくは、このはてなブログとTwitterでwebでのつながりはほとんどカバーできているのでもう一度新しく作ることもないかなと思っていたのですけれど、研究に関する情報公開の場としてはな

    今さら?個人サイトを作りました - 誰がログ
  • ゲームと言語研究会 第1回の発表スライドを公開しました - 誰がログ

    急な企画だったにもかかわらず思ったより人が来て驚きました。 dlit.hatenadiary.com 発表に使ったスライドを公開しましたので興味のある方は下記リンクからどうぞ。話す方でかなり補ったのでスライドだけではわかりにくいかもしれませんが、概要はつかめるかなと思います。 www.academia.edu

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  • 「ゲームと言語研究会」というのをやってみます - 誰がログ

    こちらで宣伝していませんでした。 ゲームを対象にした言語研究に関する研究会を企画しました。 これまでこのブログでときどきネタにしてきた感じではなく、格的に言語学の研究として考えるとどうなるかというチャレンジです。 ただ、一応研究会という形にはしてみましたが実際には私が今考えていることの整理です。第2回があるかも未定です。 そんなものでもよろしければ気軽にご参加ください。 ゲームと言語研究会(第1回) 日時:2024年3月27日(水)15:00- 形態:オンライン(Zoomミーティング) 申込みフォーム(当日まで参加受け付けます):https://forms.gle/irLF2uEuqj4W4HzQ6 発表:田川拓海(筑波大学)「ゲームと言語の研究を考える」 要旨:ゲーム、特にデジタルゲームを対象にした言語研究の可能性について、既存の研究との関わり、研究手法、研究トピックなどの観点から検討

    「ゲームと言語研究会」というのをやってみます - 誰がログ
  • また古典(教育)不要論の話 - 誰がログ

    webで盛り上がる定番ネタの1つなのでまたかという感じではあるけれど前に盛り上がった、自分でも珍しく記事まで書いたときのものを探してみたらもう5年前だった。 dlit.hatenadiary.com 気になるのは古典教育にポジティブな人たちの一部が先人の残したもの(を読んだり継いだりすること)の重要性を主張する一方、これまでの古典教育に関する議論や文献についてあまり言及されていないように見えるところ。ただこれは今回がどうというよりはこれまでもだいたいそうだった。 さすがに前回はかなり盛り上がったこともあって少し様子が違ったという印象があったのだけれど、思ったよりあのときのことに言及している人も少ないのが意外だった。でもwebのネタとしては5年前はもう大昔か。 このときに関わっていた人たちは当時の記録とか関係書籍などを紹介していて少しほっとしたので今回Twitterでは特に言及していない。こ

    また古典(教育)不要論の話 - 誰がログ
  • Obsidianからはてなブログに投稿するプラグインを試してみた - 誰がログ

    追記(2024-02-23) はじめに はてなブログに投稿するプラグイン 概要 引用 画像 使ってみて 画像の扱い 良い点 おわりに 追記(2024-02-23) なんとプラグイン作成者の方がこの記事の最後に書いた「下書きとして投稿」の機能を追加してくださいました。 このプラグインからできる操作として "Publish this note" に加えて "Post this note as a draft" が選択できるようになっています。さっそく試したところ問題なくObsidianのノートをはてなブログの下書きとして投稿することができました。 これでさらに快適になりました。ありがとうございます! はじめに 昨日書いた下記の記事が思ったより読まれなくてさびしいので懲りずにまたObsidianのプラグインについて書きます。 ObsidianにはKindleのハイライトを読み込むプラグインがある

    Obsidianからはてなブログに投稿するプラグインを試してみた - 誰がログ
  • 査読とか採択率とか - 誰がログ

    以前学会誌関係の委員を担当した経験を思い返すと、日語学周りにも同じような問題があるように思う。この記事には全体的に同意・賛成で、学会誌だけでなく学会発表の方も審査厳しくないかなと感じることがある(私の関連分野は学会発表も審査がある)。 tam07pb915.com 日語学に限らず、言語学関係の研究者同士の雑談でこの話題は定期的に出ているような記憶もある。たださいきんの状況にはそれほど詳しくないのですでに何か対策が取られているというようなことはあるかもしれない。 もちろん自分も査読の依頼が来て結果としてrejectで返したこともあって、自分なりにどうにかできないかと悩んだ結果そうしているのだけれど、他の人から見たら厳しいなと思われているということはあるかもしれない。数としてはmajor/minor revisionで返したのに総合的にはrejectになって残念、という体験の方が多いかな。

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  • はてなブックマーク(とEvernote)からRaindrop.ioへの切り替え - 誰がログ

    はじめに 集約前のブックマークの使い方 集約後(今)のブックマークの使い方 はてブからRaindropへブックマークを移す Raindrop(有料プランの機能含む)の使い勝手 ブラウザやObsidianとの連携 おわりに はじめに Evernoteの有料プランをやめてメモ・記録用のツールをObsidianに完全に切り替えたことと合わせて、2023年はブックマークの管理もRaindrop.io(以下「Raindrop」)に集約しました。個人的にはかなり大きな変化です。 raindrop.io 切り替えに合わせてRaindropを有料プランにしたのでその使用感についても簡単に書いておきます。 集約前のブックマークの使い方 Raindrop自体は無料プランで数年前からはてなブックマーク(以下「はてブ」)と併用していて、だいたい次のような使い方をしていました。 Raindrop:はてブ以外の場で保

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  • 山口仲美『日本語が消滅する』を読んで気になったところ(前半) - 誰がログ

    はじめに 全体の印象 言語と方言の関係、琉球諸語の取り扱い 問題の整理 琉球諸語および八丈語を「方言」として取り扱っていることとその根拠(1と2の問題) 方言に関する具体的な言及がほとんどない(3の問題) さらにそのほかの問題 おわりに 追記(2023/10/09):後半を書きました。 山口仲美『日語が消滅する』を読んで気になったところ(後半) - 誰がログ はじめに 結論を先に書いておくと、このを出発点にして日語の消滅をはじめとした危機言語の問題について論じることはおすすめしません。 日語が消滅する (幻冬舎新書 694) 作者:山口 仲美幻冬舎Amazon 危機言語の問題について感心がある方には、代わりにこの後言及する琉球諸語研究の専門家で(も)ある下地理則氏の下記の記事をおすすめしておきます。以前もwebでけっこう話題になったので読んだことがある人もいるのではないでしょうか。

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  • Obsidianでタスクとして切り出さずにやる(かもしれない)ことと付き合う - 誰がログ

    はじめに タスクを中心にした管理をしない(できないものは) 「やる(かもしれない)こと」を忘れない方法 Dataviewプラグインを使う おまけ:期限設定とか おわりに はじめに 1年以上使ってきて、私にとってObsidianが研究、仕事、生活とうまく付き合うためのメインのツールになった理由がなんとなく整理できてきました。もちろんこのプラグインのこれが便利とか細かいところはいろいろありますが、大まかに挙げると下記の3点が大きいです。 とにかくDaily Noteにいろいろ書いて、後で個別のノートに切り出す(ノート同士の関係はほぼ自動的に構築される)というやり方が私のずぼらな性格に合っている 研究や仕事で文章を書く作業の割合が大きいのでテキストを中心にしたツールが使いやすい 特に研究ではタスクをメモ・ノートなどから区別するのが難しいので分けないで付き合う方がやりやすい このうち、1については

    Obsidianでタスクとして切り出さずにやる(かもしれない)ことと付き合う - 誰がログ
  • Twitterが自らやめてしまった「つぶやく/つぶやき (tweet)」という表現 - 誰がログ

    TwitterがXになる前後で変わったものはいくつかあります。その中でも「つぶやく/つぶやき (tweet)」という表現をやめてしまったことが私にはとても(もしかしたら一番)もったいないことなのではないかと思ったので、記録のために書いておくことにしました。 Xになる前のTwitterでも「お気に入り」が「いいね」になった時などはけっこう話題になりましたが、Twitterという名称自体が変わってしまったことのインパクトはやはり大きいですよね。もちろん「じゃあ "tweet" はどうなるんだ」という形では話題になっています。 私が「もったいない」と書いたのは、あるサービスやモノを使う時に付随する行為の名称(たとえば動詞)を普及させるのは、もしかしたらそのサービスやモノを多くの人に使ってもらえるようになるより貴重なのではないか(そして難しい)と思えるからです。 たとえば「短い投稿」を指す「つぶや

    Twitterが自らやめてしまった「つぶやく/つぶやき (tweet)」という表現 - 誰がログ
  • 「短いブログ」としてのTwitterから「長いTwitter」としてのブログへ、そして - 誰がログ

    はじめに 「短いブログ」としてのTwitter 「バズる」ことによる評価 「長いTwitter」化したブログ? ブログ(長いテキスト)の評価法 おわりに はじめに 以下、あまり専門的な裏付けや見通しはないブログの一書き手としての雑感です。 タイトルはちょっと何言いたいか分からない感じですね。どうもしっくりくるタイトルが思い浮かびませんでした。私の考えていることの概要はだいたい次の通りです。 Twitterが即時的なリアクションやとにかく注目を浴びることが評価につながる傾向を加速させた ブログはTwitterの前からあるにもかかわらず、今はその評価方法に乗せられてしまっている:「長いTwitter」化 ブログが長く書けることを強みの1つにするのなら、別の評価方法がほしい なお、「Twitter」と「X」という名称は必要に応じて使い分けますが、それほど厳密な区別はしていません。 「短いブログ」

    「短いブログ」としてのTwitterから「長いTwitter」としてのブログへ、そして - 誰がログ
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