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ブックマーク / note.com/shiba_eri (4)

  • 甘ったれの自己顕示と政治化する医療の間で ―『トランスジェンダーになりたい少女たち』感想|シバエリ

    遅ればせながら、アメリカのジャーナリスト、アビゲイル・シュライアーの『トランスジェンダーになりたい少女たちSNS・学校・医療が煽る流行の悲劇』を読んだ感想をまとめたいと思い記事を書くことにしました。 このは昨年12月に角川から『あの子もトランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブームの悲劇』というタイトルで出版される予定でしたが、告知された際、「トランスジェンダー当事者に対する差別を扇動する」という抗議の声があがり出版見合わせになりました。 その後、今年4月に産経新聞出版から『トランスジェンダーになりたい少女たち SNS・学校・医療が煽る流行の悲劇』として出版された際には、「トランスジェンダー当事者に対する差別を扇動する」という抗議に加え、産経新聞出版や複数の書店に「取り扱い書店への放火を予告する脅迫メール」が届き、大手書店を中心に予約や取り扱いが中止となりました。 6月の現在に

    甘ったれの自己顕示と政治化する医療の間で ―『トランスジェンダーになりたい少女たち』感想|シバエリ
  • 弱者男性とフェミニズム(『弱者男性1500万人時代』を読んで)|シバエリ

    「弱者男性」と呼ばれる人々の実態と彼らが抱えている問題について、独自の定量/定性調査と豊富な資料から網羅的にまとめられたで、「弱者男性」という言葉を取り巻く状況に興味がある人の入門書としてとてもわかりやすい良書でした。 近年ネットを中心に可視化されつつある「弱者男性」にまつわる問題ですが、現状支援やケアはほぼなく、社会構造的に弱い立場におかれているにもかかわらず、「有害」扱いされたり、嘲笑の対象になっているのが特徴です。 「社会構造的に弱い立場におかれている」人々の支援・地位向上・エンパワーなどを行ってきたフェミニズムとの相性も悪く、フェミニズムから派生した男性学でも同様の傾向です。 例えば、おおよそ1.5億の詐欺と詐欺幇助の罪で実刑判決を受けた「頂き女子りりちゃん」こと渡邊真衣被告の求刑に対して、フェミニスト弁護士の伊藤和子さんは「男性優位社会の秩序を乱した女子の朝憲紊乱の振るまいを一

    弱者男性とフェミニズム(『弱者男性1500万人時代』を読んで)|シバエリ
  • コンビニに扇情的な表紙の雑誌があることは「差別」なのか?|シバエリ

    ※前編は2024年1月27日、後編は2024年1月28日まで無料で見られるようです。 番組の構成をざっくり説明すると、登場するのはポリタス側の2人(水野優望・佐藤※仮名)とゲストである新日婦人の会2人(池田亮子・西川香子)。 いずれもコンビニに扇情的な表紙の雑誌が陳列されることに反対の立場をとっており、陳列されていた雑誌表紙や新日婦人の会の調査結果について語り合うというものでした。 新日婦人の会とは: 日共産党員が中央や地方組織の要職を務めるなど、共産党女性党員や女性支持者と関係が深く、共産党の機関紙・しんぶん赤旗に活動が掲載されることもある。2003年に国連NGO(非政府組織)登録。 おぞましいまず、ポリタス側も新日婦人の会側も、コンビニに置かれている扇情的な表紙の雑誌に対して「見るのがつらい」「ゾッとする」「異様」「取り扱い注意」「有害雑誌」「目に入ることが有害」「堂々と陳

    コンビニに扇情的な表紙の雑誌があることは「差別」なのか?|シバエリ
  • 埼玉県営プール水着撮影会一律禁止の問題:性嫌悪フェミニズムと女性表現者の自由|シバエリ

    埼玉県の県営公園で開催予定の複数の水着撮影会が会場都合で急遽中止となった。 中止発表が出る直前の6月8日には、日共産党埼玉県委員会ジェンダー平等委員会と日共産党埼玉県議会議員団が、埼玉県に対し、「「県営公園における過激な「水着撮影会」の貸出中止を求める申し入れ」を行っており、ネットでは、水着撮影会の中止はこの申し入れの影響があるのではないかとざわついている。 後出しルールで裁かれる・「わいせつ」扱いするのに理由は示さない理不尽J-CASTニュースの記事によれば、指定管理者の埼玉県公園緑地協会は、県民からのメールをきっかけにTwitterなどを確認、県営公園での水着撮影会は「主催者が参加者をコントロールすることが困難である」と判断したため、2023年6月9日に一律で禁じることにしたという。 上記記事によれば、指定管理者の埼玉県公園緑地協会は、SNS上のイベント参加者の投稿に、モデルがマイ

    埼玉県営プール水着撮影会一律禁止の問題:性嫌悪フェミニズムと女性表現者の自由|シバエリ
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