独裁者は、常に多くの人の注目を浴びる存在です。 自分が中心にいることが好きな人だからこそできるんでしょうが、賛辞・称賛だけでなく、憎悪・呪詛・怨恨など負のエネルギーも大量に浴びることになります。そして後継と目される独裁者の子が受ける賛辞・賞賛、そして負のエネルギーも親父に負けず劣らず強いものがあったはずです。 独裁者の子供たちはどのような人生を歩んだのでしょうか。 1. ヤーコフ・ジュガシヴァリ(スターリンの息子)ソ連の独裁者スターリンは女好きで、3人の妻以外に何人も愛人を作りました。しかしまともに面倒を見た人はおらず、多くが自殺に追い込まれたり、暗殺されたり、不審死したりしており、スターリンは家庭的意識のかけらもない男でした。 最初の妻エカテリーナ・スワニーゼとの間に生まれたのが、長男ヤーコフ・ジュガシヴァリです。ヤーコフはカリスマ的な父に愛情と憧れをいだくも、スターリンはことのほかヤー