学校法人上智学院は29日、教え子の女子学生にメールを送りつけたのはセクハラに当たるとして、上智大短期大学部(神奈川県秦野市)の高野敏樹学長(62)を27日付で解任したと発表した。教授としての職は残っており、今後、懲戒処分も検討する。後任は上智大の滝沢正学長が兼ねる。 上智学院によると、高野氏は学長代行を務めていた昨年8月中旬~9月末、当時20歳の女子学生の携帯電話に、好意をほのめかす内容のメールを約60通送りつけた。うち約20通は深夜や未明の送信だった。 メールの具体的な文言は、女子学生のプライバシー保護を理由に明らかにしていないが「名前を呼び捨てにするなど、通常の連絡とは言えない内容だ」としている。 女子学生が今年2月、上智学院のハラスメント対策委員会に申し立てて発覚した。