売り上げを過少申告し、法人税約1億900万円を脱税したとして、東京地検特捜部は26日、法人税法違反罪で、葬祭会社の「紫音」(東京都渋谷区)と「ファミリー共済会」(世田谷区)の津田覚元経営者(62)を在宅起訴し、法人としての2社を起訴した。 津田元経営者は、1980年代初めにブームとなった、猫に服を着せたキャラクター「なめ猫」を考案。特捜部によると、現在はなめ猫の著作権を管理する会社の代表を務めている。 起訴状によると、津田元経営者は、売り上げの過少申告や架空の経費計上といった手口で、2011年までの3年間で計約3億8300万円の所得を隠し、法人税約1億900万円を免れたとされる。