押井監督が登壇したホロス2050は、「WIRED創刊編集長 ケヴィン・ケリーが著書『〈インターネット〉の次にくるもの』(翻訳:服部桂、NHK出版刊)に示した未来像が2050年までにどこまで実現するのか」を考えるというイベントです(イベントのサマリーがこちらにアップされているので、詳細なイベントの趣旨などが気になる方はぜひご覧ください)。 12回開催されるイベントの第1回ということから設定された押井監督のトークテーマは「“未来を考えること”を考える」。「未来を考えるプロ」はこのテーマをどうとらえるのでしょうか? 以下に押井監督のトークを編集して掲載します。 近未来SFを描いてきた映画監督は「未来」を疑うみなさんは『未来少年コナン』というアニメをご存知でしょうか? 宮さん(映画監督・宮崎駿さん)の傑作ですね。僕は宮さんの作るアニメはみんな嫌いなんだけど(笑)。 作品の内容は、ポストアポカリプス