9月5日に、静岡県牧之原市の認定こども園で、通園バスに取り残された子供が熱中症で死亡したとみられる痛ましい事故が発生した。調査の中で、安全な出欠確認システムがあったにも関わらず、職員がそれを杜撰に運用していたことが明るみになった(中日新聞, 読売新聞)。 この事件では午前8時50分に通園バスがこども園に着いたのち、園児全員の降車を確認しないまま施錠。5時間後に意識のない状態で見つかるというものだった。当日はバス運転手が休みのため、70代の園長が代理で運転していた。 同様の事故は昨年も福岡であったばかりで、その際も降車確認も出欠確認も行われていなかったことが大問題となった。今回の園では園児にQRコードを持たせて登園時に読み込む出欠確認システムが導入されていたが、職員は乗車時に全員分のQRコードを預かって、人数や名前を確認せずに全員登園にする杜撰な運用を行っていたことが明らかになった。どうした