西村京太郎さん死去 91歳、トラベルミステリー作家 2022年03月06日15時50分 西村京太郎さん(文藝春秋提供) 「十津川警部」が活躍するトラベルミステリーなどで人気を集めた推理作家、西村京太郎(にしむら・きょうたろう、本名矢島喜八郎=やじま・きはちろう)さんが3日午後5時5分、肝臓がんのため神奈川県内の病院で死去した。91歳だった。葬儀は近親者で済ませた。喪主は妻瑞枝(みずえ)さん。後日お別れの会を開く予定。 〔写真特集〕追悼2022 1930年、東京都生まれ。職を転々とした後に執筆活動を始め、63年に「歪(ゆが)んだ朝」でオール読物推理小説新人賞を受賞。65年には「天使の傷痕」で江戸川乱歩賞に選ばれた。 78年に「寝台特急(ブルートレイン)殺人事件」で、鉄道をトリックに使うトラベルミステリーのジャンルを開拓。全国各地の駅や列車の名前が登場し、警視庁の十津川警部が活躍するシリーズが