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ブックマーク / www.newsweekjapan.jp/joyce (3)

  • 貧しい人ほど「割増金」を払い、中・上流は「無料特典」を享受する

    <イギリスの富裕層貧困層より10年長生きして、年金を長く受け取り医療保険を長く利用する> ロンドンへ向かう電車の中で僕は、「poverty premium(貧困割増金)」を改善しようとの運動についての記事を読んだ。これはイギリスではよく知られた問題。必要なものを手に入れるために、貧しい人々ほど多くのカネを払わなければならない仕組みを指している。 分かりやすい例は、彼らがローンを組むときにずっと高い金利を設定されること。だからもしも彼らの家の給湯設備が壊れたら、新たな2000ポンドのボイラーを購入するカネを借りるために、僕なら5%の金利を課されるところ、彼らはおそらく24%の金利を払わなければならないだろう。そして言うまでもなく、そもそもそれをすぐに買えるだけの貯金がある人だったら、シンプルに一括で購入してローンも金利も必要ないだろう。 貧しい人々は時に支払いが遅れたり、滞ったりして、その

    貧しい人ほど「割増金」を払い、中・上流は「無料特典」を享受する
    trini
    trini 2019/06/08
  • 自虐ユーモアならイギリスに任せろ

    パブで長年の友人と、気が滅入るようなおしゃべりをしていた。ロンドンの暴動、国会議員の経費スキャンダル、新聞社の盗聴事件、鉄道運賃の値上げ......。僕は、こんな国に住みたい人間なんているのだろうかと思い、友人にも聞いてみた。「イギリスにいいところなんてあるのか?」 友人はにやりと笑って「生まれながらのウィットさ」と言い、しばらく席を離れた。1人になった僕は、しばらく考えを巡らせた。彼の言葉はただの軽口なんかじゃなく、真っ当な答えだとつくづく思った。そう、イギリス人は自虐ユーモアに走る傾向がある。とりわけ自分の国の有力政治家や大物たちを笑い飛ばすのだ。 そのことについては、最近思うところが多かった。ちょうどイギリスの政治風刺雑誌「プライベート・アイ」が創刊50周年を迎え、メディアの注目を集めていたからだ。プライベート・アイはたぶん世界で一番おかしくて冴えている出版物。その50周年が話題にな

    trini
    trini 2011/10/27
  • 背筋も凍る売れ残り本の運命 | A Stranger in England | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

    ニューヨークに住んでいたとき、僕は週に1度はストランド・ブックストアに立ち寄って、店内を見て回ったりを買ったりしていた。広くて棚にはがぎっしり並び、興味深いお値打ちがどっさりあって、とても魅力的な店だった。 でもこの店は普通の書店じゃなかった。定価で売れなかったり、通常の店舗ではもう売れなくなってしまった「売れ残り」を集めた店だったからだ。 この店は世界で一番面白い「売れ残り書店」じゃないかと思えることがある。マイナーな有名人の最新の自伝が刷り過ぎて余ってしまった、なんていうタイプのではなく、ストランドには知的で活力に満ちたがたくさんあった。こういうは、世界中のどこよりもきっと、マンハッタンで買い手に巡り合えるはず――というのがこの店のコンセプトではないかと思う。 確かに、僕は素晴らしいの数々に出会った。例えばビリー・ザ・キッドの伝説の多くを突き詰めたディープな伝記や、世間

    trini
    trini 2011/07/21
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