ドイツ・ハノーバー(Hanover)で、東北地方太平洋沖地震による揺れを表示するモニター(2011年3月11日撮影)。(c)AFP/PETER STEFFEN 【7月1日 AFP】巨大地震が原因で、離れた場所にある火山が沈んだとする日本と米国の研究論文が30日、英科学誌ネイチャージオサイエンス(Nature Geoscience)で発表された。 京都大学(Kyoto University)防災研究所(Disaster Prevention Research Institute)の高田陽一郎(Youichiro Takada)助教の研究チームが発表した論文によると、2011年に発生したマグニチュード(M)9.0の東北地方太平洋沖地震が原因で、震源地から最大200キロメートル離れた本州の複数の火山地帯で、最大15センチメートルの沈降が起きた。沈降が確認されたのは、秋田駒ヶ岳、栗駒山、蔵王山、吾