米Google社とオープン・ハンドセット・アライアンス(OHA)が開発するモバイル向けプラットフォームの「Android」がオープンソースで登場し,誰でも自由に利用できるようになった。前回まででAndroidの構成を解説し,Ubuntu上のエミュレータで動作させた。今回は,シャープ製の携帯情報端末「Zaurus」に移植してみた。(日本Androidの会 水野光男) 「Android」がオープンソース版で登場し,初めて一般技術者が自由に各機器に移植できるようになった。全世界の技術者は,AndroidがターゲットとするARMアーキテクチャCPUを搭載する機器に,いっせいに移植し始めた。すでにフィンランドNokia社製「N810」をはじめ移植例が報告されている。これにより,移植のために必要なノウハウ,稼働時の性能や機能の良しあしが見えてきた。 筆者もZaurusに移植し,Androidを試用して
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