雑感メモ。 ある小説がマンガ化、アニメ化という具合にメディアミックスされるにつれて、原作にあった、問題になりうる表現が、よりマイルドな表現に修正されることがある。例えば、原作では未成年が飲酒する場面があったが、アニメ版ではジュースに変更されている等。これはなぜだろう。 たぶんこう。マンガ版やアニメ版の方がより多くの人の目に触れる可能性が大きい。だからその問題的表現に対して異議申立てを受けるリスクを減らすことを目的に、そういう処置がなされているんだろうと思う。この考え方に立てば、世間からの注目を集めれば集めるほど、マイルドな表現にするような心理的圧力が働くことになりそう。したがって、逆に問題的となりうる表現をすることを目的とするエロゲ会社などの制作者は、世間から注目を集めることを避けたがるんだろうと思う。 この考え方には明らかに一面的なところ――問題となりうる表現について広く議論して合意形成