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中里先生に関するtrivismのブックマーク (26)

  • 『いたいけな主人』の最終章の誤読を解く - 星のお姫さまの日記

    "「ホメロスの時代には、ギリシアはどん底から抜け出したばかりだったの。紀元前一二〇〇年くらいまでギリシアには、ミケーネ文明っていう文明があった。戦争でこの文明が滅びて、ギリシアは貧しく野蛮になった。ホメロスのころには、貧しくなる前のギリシアがどんなふうだったか、すっかり忘れられてた。ホメロスが描いてる世界は、ミケーネ文明とは似ても似つかない。でも、たぶん、昔のギリシアはいまよりずっと素晴らしかった、ってことだけは覚えてた。だから『オデュッセイア』のラストには、『昔の素晴らしい世の中がずっと続いてほどかった』っていう嘆きがこめられてる。ペネロペは操を守り通して、オデュッセウスは戻ってきて、悪者の貴族は退治されて、イタカは元どおりになる――かなわなかった願いがこめられてるの。当ならペネロペはさっさと再婚してるはず。だから物語のなかでは、すごくがんばって、オデュッセウスを待ちつづけた。当なら

    『いたいけな主人』の最終章の誤読を解く - 星のお姫さまの日記
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    trivism 2016/05/01
    ひぎゃああああ
  • 百合小説について。私は中里十さんの百合小説が大好きです。でも中里十さんは1年以上本を出していらっしゃらないので、中里さん不... - Yahoo!知恵袋

    百合小説について。 私は中里十さんの百合小説が大好きです。 でも中里十さんは1年以上を出していらっしゃらないので、中里さん不足です。 中里十さんと作風が似ていらっしゃる作家さんを教えてください。 百合小説について。 私は中里十さんの百合小説が大好きです。 でも中里十さんは1年以上を出していらっしゃらないので、中里さん不足です。 中里十さんと作風が似ていらっしゃる作家さんを教えてください。

    百合小説について。私は中里十さんの百合小説が大好きです。でも中里十さんは1年以上本を出していらっしゃらないので、中里さん不... - Yahoo!知恵袋
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    trivism 2014/02/19
    クッソワロタwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
  • 中里一日記: 少女まんがにおける暴力

    少女まんがにおける暴力 第一次大戦前に書かれたある小説から引用する: 「私はある魔法の杖を知っているのです。ただ、それを正しく使える人はひとりかふたり、それも、ほんの稀にしか使えないのです。それは、世にも恐ろしい魔法の杖で、それを使う者以上に強力です。これを使うことはしばしば恐ろしく、ときには悪です。しかし、これに触れられたものはすべて、二度とふたたびもはや平凡なものではありえません。それに触れられたものはすべて、この世ならぬ魔力を授かるのです。もし私がこの魔法の杖で、ノッティング・ヒルの鉄道や道路に触れれば、人びとはそれらを永久に愛したり畏れたりするようになるでしょう」 「いったい何のことを言っているのかね?」と国王は尋ねた。 「その力でこれまでも、つまらぬ風景は絶景となり、あばら屋は大聖堂をしのぐにいたりました」と狂人はつづけた。「とすれば、どうして同じように、ロンドンの街灯がギリシャ

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    trivism 2012/10/13
    嘲笑も魔法ではないかと思うことがたまにある。
  • 中里一日記: 新作のご案内

    新作のご案内 何年か前、エロゲーのシステムの仕事をしていたときのことです。私はプロデューサーに尋ねました。 私:「世の中には名作といわれるエロゲーがたくさんある。名作だからといって必ずしも中古はプレミア価格ではなく、安く売られていることも多い。同人で流行った作品をやれば二次創作も楽しめる。新作を買う人はみな、そういう過去の名作をあらかたやり尽くしたうえで、さらに新作を買っているのだろうか?」 プロデューサー:「いや、そんなことはないだろう」 私:「安くて確実に楽しめるはずの過去の名作をやらずに、我々のような三流ブランドが出す海のものとも山のものともつかない新作を、税込9240円で買う人がこの世に何千人もいるのは、いったいどういうわけだろう?」 プロデューサー:「さっぱりわからんね」 私の読者の皆様にも、やはりお尋ねしたいところです。『新ナポレオン奇譚』、『兵士シュヴェイクの冒険』、『レスト

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    trivism 2011/12/23
    何か始まってた……
  • 中里一日記: いいところもある

    いいところもある 最近、DoubleClick Ad Plannerというものを知った。ビジターの多いサイトのドメイン名を入れると、年齢・性別・学歴・世帯収入などが表示される。その信憑性には一定の留保をつけなければならず(後述)、絶対値としてはあまり参考にならないが、サイト同士を比較するには役に立つ。 まず、「信憑性には一定の留保」というのは、たとえば下の画像をご覧いただきたい。 これはyahoo.co.jpの結果である。 世帯収入10,000,000~11,990,000円のところに不自然な突出がある。ネットサービスのアンケートに「年収1000万円」と回答する輩がこれくらいいる、というわけだ。こういう露骨な嘘ばかりではなく、何割か多めに回答する人も多いだろうから、絶対値としては鵜呑みにできない。 「年収1000万円」の突出はだいたいどのサイトでも、yahoo.co.jpと同じくらいの大き

  • 中里一日記: 少コミを読む(第18回・2007年第6号)

    trivism
    trivism 2011/11/18
    “フィクションの倫理について”
  • 中里一日記: 人は読まない、人は学ばない、人は変わらない

    人は読まない、人は学ばない、人は変わらない このところ辛いことが続いて、さすがの私もぐったりしている。外聞がよくてわかりやすい件だけ言うと、交通事故に遭って全治6か月、左腕がまったく上がらないし、普通のベッドに横たわると自分ひとりでは起き上がれない。 そんなわけで、『兵士シュヴェイクの冒険』を日々読み返しては心を慰めている。私もシュヴェイクのような謙虚な人間になりたい。ああいう謙虚な人間なら、今の私のこの状況も、赤子のような澄んだ目でやりすごせるだろう。自分がどちらかといえばヘロストラトスの側の人間である――「どちらかといえば」どころか「どこからどう見ても」と言うべきか――ことはよくわかっているのだが。 このぐったりした気分にふさわしく、今日は恐ろしく無駄なことを書こうと思う。私はどうやってもシュヴェイクにはなれないのだから。 昔、男の子がいた。大きくなったら「偉大な」作家になりたいという

  • 中里一日記: 映画『LOVE MY LIFE』

    映画『LOVE MY LIFE』 やまじえびね原作のレズビアン映画である。現在、渋谷のシアターNにて公開中。 この映画の見どころ: 1. 役者 2. オサレ 3. 石田衣良(作家) 見てはいけないところ: 1. 図式的な思考回路 2. 凄味のないオヤジたち 3. 翻訳家と作家がオサレな商売という謎ドリーム 特に1は最悪だ。この映画(原作もだが)のセリフは、百合的なものから一番遠いところにある。 こういう図式的な思考回路のことを深く突っ込むと、百合の根底にかかわる大問題になるので、いままで意図的に論じないできたが、百合業界も安定してきたので、今日は突っ込んでみる。 人間は他人のことに関心がないので、他人事はすべて図式的な理解で済ませる。かくして人間社会はすべて図式的な理解にもとづいて構成される。 「レズビアン」と言挙げする人々は、この図式的な理解を相手取って言挙げしている。だから「レズビアン

    trivism
    trivism 2011/10/16
    図式的な思考回路について。
  • 中里一日記: 人がみな誰かに似て見えるときには

    人がみな誰かに似て見えるときには ずっと昔、こんな文章を読んだ。「歳をとると、誰もが誰かに似て見えるようになる」。そのときは、理屈ではわかったが、なんの実感もなかった。 後年、クンデラ『不滅』を読んだとき、同じような描写に出くわした。今度は実感がわき――そして前述の文章を思い出したというのは、なんの皮肉だろう。人間にそっくりさんがいるのだから、文章はなおさらだ。 だが私はいま、もう一歩先のことに気づいた。 観察に頼るほど、人間は類型的に見える。 考察を重ねるほど、人間はそれぞれ違って見える。 観察の絶対量に比例して類型性を強く感じるようになる、のではない。観察に比して考察が足りないとき、類型性を強く感じるようになるのだ。 観察によって新たに得られた経験はまず、既存の枠組みに照らし合わせて理解される。このとき、もし深く理解したなら、既存の枠組みはなんらかの発展を迫られるはずだ。だが、深く理解

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    trivism 2011/10/13
    “観察に比して考察が足りないとき、類型性を強く感じるようになる”
  • 『ぐいぐいジョーはもういない』がとても好きです。百合と野球を結びつけるというアイデアを得たきっかけは何だったのでしょうか? また、百合と野球について、それぞれ思い入れなど

    ありがとうございます。 11月に出ます新作『異界兵装タシュンケ・ウィトコ』もどうぞよろしくお願いいたします。 さて、百合と野球を結びつける、というアイデアはどんなきっかけで、というお尋ねですが、これはちょっと答えに困る質問です。 何故なら、特段のきっかけはない、としか言いようがないからです。百合に未来がある、と教わっていて、野球小説なら書ける、という自信があった。だから組み合わせた、という以上のものではありません。 百合に未来がある、というのは、大学のサークルの先輩だった中里一さん http://kaoriha.org/ の教えです。こんなインパクトのある怪人の言うことに信じてみる価値がないわけがないと思い、百合小説に手を染めました。 従って、百合への思い入れは殆ど中里さんへの思い入れということになるのですが、中里さんとの思い出はいろいろありすぎて、何から伝えればいいのか、という

  • 中里一日記: ヤクザと業者とCGM

    ヤクザと業者とCGM CGM(Consumer Generated Media)を「電子メールよりもアホだなー」と思い続けて早十数年、読者諸氏はいかがお過ごしだろうか。 今を去ること10年以上も前、私は未来のインターネットのことを「嫌がらせが猛威を振るう世界になる」と知人に予言した(ミスはたお元気?)。私の予想はそれなりに的中し、各種のヤクザが街宣車を乗り回すかわりに今日もアマゾンや知恵袋や2chで暴れている。 私の予想から抜け落ちていた点もある。業者だ。 当時は今よりも電子メールのスパム対策が甘く、スパムメールは誰にとっても悩みの種だった。電子メールの惨状を見たあとのCGMが、業者対策を怠るわけがない、と思っていた。私は馬鹿だった。「ビジネス」や「現実」なるものが底抜けの馬鹿の塊で、なにひとつ学ばないものだということを知らなかった。 つーかなんで記事一発目がハテブで1位になってんの?おか

  • 中里一日記: アンソロジー『[es] ~エターナル・シスターズ~ vol. 2』

    trivism
    trivism 2011/10/08
    “なぜ私がコンピュータに関心を持つのかといえば、これほど変化の速い分野もないからだ。ではなぜ百合に関心を持つのか。実はこの分野も、ある意味では、きわめて変化が速い。”
  • 中里一日記: 革命後の世界を求めて

    革命後の世界を求めて 赤松啓介『非常民の民俗境界』(明石書店)を読んだ。 分類としては一応、民俗学の研究書になるかもしれない。祭祀・差別・性・階級などさまざまなテーマを扱っている。しかし結論や概要のある論文ではなく、書自体が民俗のありようを証言する一次史料となっている。 著者は、戦前の加古川流域(兵庫県)で行商・共産系の社会運動・民俗学の調査の3つを同時に行ってしていたという人物で、社会生活のドブの底に浸かって活動した過去にふさわしく、いかがわしく迫力のある読み物になっている。書の記述がどこまで事実を反映しているかというと疑問符がつくが、いかがわしさを含めつつ書き記す著者の態度には、見るべき真実がある。 書を読んで、私はぐったりと疲れた。書の調査対象となった農村の内輪ぶりに打ちのめされた。 「内輪」とは、たとえば書247~248ページ: そこでよくいわれるのは、若衆仲間の目的・役

    trivism
    trivism 2011/09/02
    “百合は、少なくとも私が興味をひかれるような百合は、いわば「革命後の世界」を垣間見せてくれる。たとえその革命が現実には不可能なものだとしても。”
  • 中里一日記: 少コミを読む(第24回・2007年第12号)

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    trivism 2011/08/31
    “「性描写」だの「過激」というのは、ポルノ産業のポルノ産業によるポルノ産業のための指標だが――大量生産される規格品にふさわしい工業的な指標だ――”
  • 中里一日記: ライダージャンプ

    ライダージャンプ もしかすると都市伝説かもしれないが、かつてこんな話を聞いたことがある。 東南アジアでは昔、昭和時代の仮面ライダーのことを「殺人テレビ」と呼んでいた。なぜかというと、子供たちがライダージャンプの真似をして死傷する事故が多発したからだ、と。 規制ばやりの昨今なら、たちまち「子供が真似するようなライダージャンプは禁止せよ」ということになるだろうし、またそうなったからといって別に特撮番組がひどく困ることもないだろう。カメラが撮るべきものは無限にあり、そのうち百や二百を禁じられたところで屁でもない。 しかし私がライダージャンプから汲み取る教訓はそこではない。「読者はヤバい」――これが私にとっての教訓だ。 読者は、作者の命じるままに泣いたり笑ったりする従順な部下ではない。部下どころか敵兵士であり、それも、作者の狙いをくじくべく神出鬼没の奇襲攻撃を繰り返す、優秀なゲリラ兵だ。読者はゲリ

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    trivism 2011/08/30
    “読者は解釈ではなく現実を突きつける”
  • 中里一日記: 1492:21

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    trivism 2011/08/30
    貴族の格。
  • 中里一日記: 1492:17

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    trivism 2011/08/30
    理解できないもの。
  • 中里一日記: 1492:15

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    trivism 2011/08/30
    萌えについて。
  • 中里一日記: 1492:6

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    trivism 2011/08/30
    制度の設計について。
  • 中里一日記: 伏見憲明『性という〈饗宴〉 対話篇』(ポット出版)

    伏見憲明『性という〈饗宴〉 対話篇』(ポット出版) BLへの典型的な批判に、「ホモフォビックな世間を設定・利用した作品が多い」というものがある。 他人のことなどどうでもいいのが人間の常のはずなのに、わざわざ「同性愛なんて!」と嫌悪してくれる世間を描く作品が多い、という批判だ。これを「読者・作者が異性愛だから」と解釈する向きもあるが、賛成できない。いまの若い世代はともかく、それこそ『薔薇族』しかなかった時代には、ホモフォビックなホモも多かったらしい。書にも、「当事者が一番ホモフォビックだった」との証言がある(ページ数不明)。さらに言えば、「同性愛者は非同性愛者よりホモフォビアに直面する機会がはるかに多いので、非同性愛者の目には異様に見えるほどホモフォビックな世間のほうがむしろ妥当に見える」という理屈も成り立つし、そうするとむしろ「読者・作者が同性愛だから」という結論が導かれる。 それはさて

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    trivism 2011/08/12
    “さて――こういう泥沼をすべて無視したところに成り立つのがBLであり百合である。”