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NATROMの日記に関するtrivismのブックマーク (8)

  • 2013-11-11

    JBpressの医療関係の記事には問題が多い。今回は人工透析の「自己責任論」についての記事が載った。 糖尿病の合併症の一つが糖尿病性腎症であり、進行すると人工透析が必要になる。現在の日における透析導入原因の疾患の第一位は糖尿病性腎症である。糖尿病が事や運動といった生活習慣と深く関係しており、治療に患者の自己管理が重要であるのは事実である。しかしながら、以下に引用する「節制していれば糖尿病にならないし、人工透析だって必要がない。人の心がけの問題である」という川嶋朗医師の主張は医学的には間違っている。聞き手が川嶋諭氏(JBpress編集長)で、答えているのが川嶋朗医師(東京女子医大准教授)である。 ■健康保険に逆マイレージ制を導入しよう 不摂生が原因の人工透析患者に身障者認定は必要か:JBpress(日ビジネスプレス) 答 (中略)しかし、糖尿病は生活習慣病ですから、きちんと体をコント

    2013-11-11
    trivism
    trivism 2013/11/12
    “糖尿病は「贅沢病」ではなく、むしろ低収入や低学歴といった低い社会経済学的立場がリスクになることが知られている”このあたり、さすがNATROMさんは医師としても人間としても信頼できるなあと。
  • 日本の健康寿命と平均寿命の差 - NATROMのブログ

    私のことを、「受験生医者」「オカルト医者」と呼ぶブログ「西式甲田療法による介護」が、■どうして日は癌大国になってしまったのか?の感想を載せてくれたよ(それにしてもコメント欄はおろか、トラックバックもなく、私のブログの感想を述べるにあたって、私のブログにリンクも張ってなければ、URLの提示もない。きっと、読者に私のブログを読ませたくないのであろう)。 ■生存寿命と健康寿命*1(西式甲田療法による介護) 受験生医者が初めて自分の説を披露。しかもオカルトよろしく「癌大国であることはむしろ誇りである」と開き直りとも言える狂った説だった。納得。 買い物帰りのおばちゃんが道の途中で喋っている程度の俗説だ。しかもこの俗説、確かに近所のおばちゃんから一度聞いたことがある。 「そりゃ兄ちゃん、医療が良うなって、みんなが長生きすりゃあ、治らん病気の癌で死ぬ人が増えるのはあたりまえでっしゃろ。」 長生きが癌を

    日本の健康寿命と平均寿命の差 - NATROMのブログ
  • 混合診療のメリットとデメリット - NATROMのブログ

    最近、TPP関連で混合診療がよく話題にあがる。混合診療の問題は複雑である。「混合診療に反対している連中は既得権益を守っているだけ。がん難民のためにも今すぐ混合診療は全面解禁するべき」という意見も、「混合診療を解禁してしまうと、マイケル・ムーアの『SiCKO』のような、貧乏人がまともな医療を受けることができなくなる酷い制度になってしまう。絶対反対」という意見も、どちらも極端である。この両極端の意見の間のどこかに妥協点を見つけるのがいいだろうと私は考える。 混合診療とは何か? 混合診療とは、保険診療と自由診療(保険外診療)の医療を併用することを言う。現在の日では、混合診療は原則として禁止されている。たとえば、医療費が20万円の保険診療を受けると、自己負担割合が3割の人は、6万円のみ支払えばいい。14万円は保険者が支払うことになる。さらに、10万円の自由診療を同一の医療機関で受けたとする。混合

    混合診療のメリットとデメリット - NATROMのブログ
    trivism
    trivism 2011/11/20
    “日本の医療はコストパフォーマンスに優れ、その要因の一つに国民皆保険制度があるとされている”
  • 医療業界が自由競争ではうまくいかない理由 - NATROMのブログ

    「医療業界にはいろいろ規制があって非効率的だ。市場原理にまかせて競争にさらせば、より良い医療機関が残り、医療の質は向上する」 という意見を散見する。「混合診療全面解禁を!」「医師会が反対するのは既得権利を守るためだ」という主張とセットになっていることが多い。一般的には自由競争は市場を効率化するが、医療業界は自由競争ではあまりうまくいかない。なぜか。理由はいろいろあるが、その一つは情報の非対称性である。 通常、商品を買うときにはその商品の質を買い手は評価できる。1万円の洋服を買うのは、1万円の価値があると判断してから買えばよい。情報の非対称性の説明でよく持ち出される中古車市場においてすら、商品を買ったあとでスカと分かれば、次からその業者から買わない、その業者の評判を共有する、など、買い手が売り手に対抗する方法はある。 では医療においてはどうか?病室の清潔さ、事の質、医師の態度、説明が十分か

    医療業界が自由競争ではうまくいかない理由 - NATROMのブログ
  • 混合診療解禁で保険診療が縮小されるのはガチ - NATROMのブログ

    日(2007年11月15日)の日経済新聞の1面トップは「規制改革会議 混合診療、全面解禁迫る」であった。 厚生労働省は「混合診療を全面的に認めると、医療の安全性が確保できない」と強く反発している。しかし規制改革会議は保険診療と保険外診療を併用できるようになれば患者の選択肢が増えるだけでなく、臨床が活発になって医療技術の高度化につながると判断。混合診療の規制を禁止行為だけを列挙した「ネガティブリスト方式」に移行し、実質的に全面解禁するよう求める方針だ。 ときに誤解が見られるが、厚生労働省は混合診療解禁に反対の立場。「医療の安全性が確保できない」というのはタテマエで、厚生労働省がコントロールできない保険外診療の部分が増えるのが嫌なのだ。もちろん、規制改革会議の「患者の選択肢」「医療技術の高度化」ってのもタテマエで、増えた保険外診療分で金儲けというのが音であるのは周知の事実。日医師会はこ

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  • 今、混合診療解禁を提案されたら - NATROMのブログ

    2年ほど前、混合診療解禁が話題になった。オリックスの宮内義彦会長が議長を務める規制改革・民間開放推進会議が混合診療解禁を提案し、厚生労働省と日医師会が反対したという構図である。混合診療の問題点については、■混合診療ってなに?(日医師会)や■米国医療の実態から日の医療改革を考える(李啓充氏)を参照していただくとして、当時の多くの医師は混合診療解禁に反対した。宮内会長の「金持ち優遇だと批判されますが、金持ちでなくとも、高度医療を受けたければ、家を売ってでも受けるという選択をする人もいるでしょう。それを医師会が止めるというのはおかしいのです」という言葉は広く引用された。選択できると言えば聞こえがいいが、要は「貧乏人は家を売るか死ぬか選択できる。家を持たない貧乏人は死ぬしかない」ということだ。 必要な医療であれば保険診療内で可能にするのが筋である。そうすれば、貧乏人であっても家を売らずとも治

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    trivism
    trivism 2011/11/02
    まだ医師会には抵抗するだけの気骨はあるようだけど……。
  • (雑件)医師向けの雑誌に医学とまったく無関係な質疑応答が載る理由は? - NATROMのブログ

    医事新報という雑誌がある。お医者さん向けの雑誌だ。この雑誌の質疑応答というコーナーが、ときに面白い。医師向けの雑誌であるからして、質疑応答の多くは医学に関するものである。たとえば、「慢性咳嗽への吸入合剤処方の注意点」とか「軟骨再生の概要と応用の可能性」とか。医学に関する質疑応答は、勉強になるもの、興味深いものはあれども、「面白い」とまでは言えない。「面白い」質疑応答は、「雑件」として分類される、医学とは無関係なものである。たとえば、このような質問。 さつま芋の長期保存法について*1 なぜ、医師向け雑誌でさつま芋の長期保存法についての質疑応答が載るのか。おそらくは歴史的な由来があると推測される。現在であれば、このような疑問はインターネットで検索すれば容易に答えが得られるが、昔はそうではなかった。日医事新報は、わりと歴史のある雑誌である。最初は医学的な質疑応答のみであったのが、ちょっとし

    (雑件)医師向けの雑誌に医学とまったく無関係な質疑応答が載る理由は? - NATROMのブログ
  • 医療安全対策〜医師は感覚がズレていた - NATROMのブログ

    みなさんは、Wii スポーツというゲームソフトをご存知だろうか。その中に「連続リターン」というテニスのゲームがある。コーチが打ち込む球をひたすら打ち返すだけ。動画を見ていただくのが早い。 ぱっと見は簡単そう。実際、リモコンを振るだけの簡単操作。コーチが打ち込む球がどんどん速くなるので動画のように200回は無理だとしても、よほど鈍くさい人でもなければ、1回や2回は打ち返せる。しかし、連続して失敗なしに打ち返し続けるのは難しいのだ。失敗したその1回だけを取り上げてみたら、別に特に打ち返すのが難しい球でもなんでもなく、「ミス」としか言いようがない。その球だけを見ると、「何で打ち返せないの?」と思ってしまう。さて、仮に、「連続リターンを20回するだけの簡単なお仕事。けれども、もし失敗したら誰かが死ぬかもしれません。もし死亡事故が起こったら責任とってね」という仕事があるとして、あなたは好んでそういう

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