建築に詳しくなくとも、凄い人だとは分かる。 大阪生まれの日本を代表する建築家、安藤忠雄。 世界各国を旅したあと、独学で建築を学び、一級建築士へと上り詰めた。 直近では新国立劇場の審査員長を担ったことでも話題となったが、私達は彼が手がけてきた建築作品をどれだけ認知しているだろうか。 建築を語るなら尚のこと、一人の日本人として知っておきたいところだ。 そこで、今回は安藤忠雄の代表的な作品を5つピックアップ。 世界の安藤、ミニマリスト的建築の第一人者と称される彼の作品を見ていこう。 【大阪】住吉の長屋(1976年) コンクリート打放しのミニマル建築。 初期の安藤建築の特徴で、そのデビューを飾ったのが『住吉の長屋』だ。 出入り口の開口部が空いているだけのシンプルな正面に、狭い印象の強い長屋内部に光が差し込む中庭をこしらえ、最大限豊かな空間に仕立ててある。 雨天時には2階寝室からトイレにいくために傘