なぜ、こんなものが流行(はや)るのか。インターネットの世界で利用者が急速に増えている「ツイッター」にそう首を傾(かし)げている人は多かろう◆140字以内の短文を誰でもネットに発信できる。読んでもらう相手を決めておく必要はない。いわば「つぶやき」だ。「腹減った」「もう寝る」もある。政治経済や国際情勢、宇宙を語っている人もいる◆最近は政治家もよく「つぶやく」。国会議員など300人以上が利用中という推計もある。このうち今週話題になったのが原口総務相だ◆1週間前のチリ地震で自ら津波情報をつぶやいて発信。水曜日は国会予算委に遅刻したが、その間もつぶやいていた◆「ツイッター」は英語で「鳥のさえずり」。人々があちこちでつぶやく様を指すらしい。利用者は100万人以上。つぶやき数も今週、累計100億回を超えた。政治家の情報発信には格好の道具だ◆ただ発言を取り消せない。流言飛語が怖い災害時も使えるか。「綸言(
電子書籍を制作・販売している出版社でつくる一般社団法人「日本電子書籍出版社協会」(略称・電書協)が、24日に設立されることが決まった。講談社や新潮社など21社で構成する予定だったが、参加希望が相次ぎ、31社で発足する。代表理事には講談社の野間省伸副社長が就任する予定だ。 31社が国内の電子書籍市場で占めるシェアは、コミックを除けば9割以上。米アマゾンから読書端末「キンドル」日本語版が発売されることなどを想定し、国内での主導権を確保するのが狙い。デジタルデータの規格を共通化したフォーマット作りをするとともに、相談窓口の機能を持つ。 新たに参加が決まったのは次の10社(50音順)。幻冬舎、東洋経済新報社、日本経済新聞出版社、早川書房、扶桑社、ぶんか社、ポプラ社、マガジンハウス、丸善、山と渓谷社。
300年発展し続ける孫正義流「銀河系経営」 孫 正義・ソフトバンク社長に聞く 2009年12月9日掲載 (月刊BOSS) 創業から30年を待たずしてまもなく売上高3兆円になろうというのがソフトバンク。3年前に参入した携帯電話事業も、加入者数が26ヵ月連続で首位になるなど絶好調だ。このソフトバンクを率いる孫正義氏は、「企業300年説」を唱えている。一般的に企業寿命は30年と言われるのに、どうすれば寿命を10倍も伸ばすことができるのか。1年半ぶりにメディアのインタビューに応じた孫氏に、その神髄を聞いた。(月刊BOSS 2009年12月号掲載) 好不況に右往左往するな ―― 今回、インタビューに応じていただいた方すべてに聞いているのですが、昨年9月のリーマン・ショックにより、世界は一変しました。当初日本は、世界でいちばん影響が小さいと言われていたにもかかわらず、大きな打撃を受けました。この1年間
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