by courtesy of PiscesTiger24 前回、取引コストについて述べましたが、価格競争を避け、高い価格設定を可能にさせるには、取引コストの高い人をターゲットにする必要があるのではないでしょうか。 というのも、取引コストの高い人は、時間と手間を惜しむので、買いまわりや価格比較をしない傾向があるからです。例えば、時間に余裕のないサラリーマンは、セブン-イレブンなら100円でコーヒーが買えると知っていても、目の前のファミリーマートで150円のコーヒーを買うのです。その理由は、時間に余裕がなく、わざわざ少し離れたセブン-イレブンに行く時間がもったいないからに他なりません。もし、これが忙しいサラリーマンではなく、時間に余裕のある学生だったら、セブン-イレブンまで走っていくことでしょう。 ならば、取引コストの高い人とは誰なのか? 【取引コストの高い人の例】 [時間]忙しいサラリーマン