昨日発売された『ソフトウェア品質を高める開発者テスト アジャイル時代の実践的・効率的なテストのやり方』、ざっくりと読んだので簡単にレビューします。 ソフトウェア品質を高める開発者テスト アジャイル時代の実践的・効率的なテストのやり方 作者:高橋 寿一発売日: 2021/03/17メディア: 単行本(ソフトカバー) 対象読者 まず対象読者について。タイトルにある「開発者テスト」や「ユニットテスト」というものを実践している方はもちろん、言葉は知っていて良いテストを書きたいを思っている方などには 向きません *1。 そうではなく、旧来の、開発の後工程としてテストを実施し、バグを潰しきれずに疲弊している組織の方におすすめしたい書籍です。 早期工程でのバグ検出・品質作り込み(本書では「上流品質向上」と表現)、ユニットテスト、リファクタリング、CI(継続的インテグレーション)といったモダンな開発手法に