「中学生の娘(A子)が、男子2人から胸を触られた」という悩みが、その中学生の母親だという女性から、弁護士ドットコムの法律相談コーナーに寄せられた。母親によると、A子さんは部活の練習中に過去3回(うち1回は未遂)、同じ部の男子2人(B男、C男)に胸を触られたのだという。 このうちB男は、別の女子生徒の胸を触っているところを教師に見つかり、その際、A子さんの胸も触ったと白状した。しかし、C男は胸を触ったことを頑なに認めず、「A子とB男が口裏を合わせて自分を陥れようとしている」と主張しているのだそうだ。 この女子中学生の母親は「証人がいてもC男が認めなければ、このまま泣き寝入りしなくてはいけないのでしょうか?」と悔しさをにじませている。多感な中学生の娘を傷つけるセクハラ行為に対して、どんな手段を取ればいいのか。石坂浩弁護士に聞いた。 ●胸を触ることが「強制わいせつ」に問われるケースも 「具体的状