米携帯通信市場第3位のT-Mobileが同第4位のSprintを265億ドルで買収・合併する計画について、米国時間10月16日に米連邦通信委員会(FCC)がこの計画を承認した。同委員会のAjit Pai委員長は8月にこの計画を承認するよう勧告していたが、FCCによると今回の採決の結果は満場一致には至らなかったという。これに関し、FCCのJessica Rosenworcel委員は、同計画に反対票を投じる考えを示した記事をThe Atlanticに寄稿している。 「史上最大規模の携帯通信会社の統合が、いま承認へと向かっている。米国では成人の96%が携帯電話を所有するなかで、これらの利用者にとって、この合併実現は悪い知らせとなる」とRosenworcel委員は記している。「米国内で事業を展開する携帯通信会社の数が4社から3社に減少すれば、消費者に不利益が生じ、競争が阻害され、数千もの職が失われ