はじめに みんなだいすきヴァイキング兜。 今日でも様々なメディアに登場し、目にすることも多いヴァイキングの兜ですが、皆様はどのような形状をイメージされるでしょうか。 フィクションの世界では角つき兜として描かれることの多かった彼らの兜ですが、歴史属性の高い方々の間では「実際には角はついていなかった」という認識が広まりつつあるように思えます。例えば幸村誠「ヴィンランド・サガ」には大量のヴァイキング戦士とその兜が登場しますが、ごく僅かな例外※を除いてそこに角は描かれていません。 それ以外の作品でも、最近は角のついていないヴァイキング兜も増えつつあるように思えます。 しかし一方で「儀礼用兜としては角つき兜は存在した」なんて言説もちらほら見かけます。 となると、「で、結局の所どうなのよ」という話が気になるのが人情というものですが、その辺をきちんと扱った日本語の記事はあまりないようです。 というわけで