人、動物の睡眠規則が乱れることに起因して生じる睡眠障害の一つに、「睡眠時遊行症(すいみんじゆうこうしょう)」がある。別名「夢遊病(むゆうびょう)」と呼ばれるこの病気は、睡眠中に発作的に起こる異常行動で、無意識の状態で起き、歩いたり、何かを行った末に再び眠りに着くが、その間の出来事の記憶がない状態ことを言う。その時間は数十秒から30分以上に及ぶことがあり、特に子供によく見られる。 しかし、成人して以降もこの症状を発するケースも少なくなく、昨今ではドラマ『踊る大捜査線』の新城賢太郎役などで知られる俳優の筧利夫氏が関西テレビの某番組にて告白したことがニュースとなった。 今回紹介する『ヨルダケ』の作者でイラストレーターのじゃむさんっぽいど氏も、夢遊病ではないかと疑惑をかけられた過去があるという。更に毎晩夢を見ることも多かったとのことで、それらの経験を元に本作を個人的に作るに至ったようだ。 2018