「トーマスの偽物を勧めてくる店員に『変形するなら買う』と答えていたら、次に店にいったときには、3つのトーマスが合体してロボになっていました(笑)」 〈オリジナル〉と〈パクリ〉、〈本物〉と〈偽物〉の境界線はどこにあり、誰が決めるのだろうか。絵、音楽、文章、デザイン、あらゆる創作物を生みだすうえで、私たちは意図的に、また無意識に既存のなにかから影響をうけ、新しいなにかをつくりだしている。インターネットが発達し、膨大な数のアイデアがアーカイブされ、そのアイデアを簡単に検索できる時代になった今、判断を間違えば「パクリだ」「盗作だ」というトラブルになりかねない。〈既存のモノを組み合わせて新しいモノをつくれば良い〉と教えられても、既存をどのくらい参考にして良いのか、という具体的なボーダーラインは誰も教えてくれない。そのボーダーラインをなんとかクリアしてつくりだしたとしても、既に誰かの考えたモノと同じだ
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