クルミは長野県や東北地方で栽培され、9〜10月に収穫されるので今が旬です。海外産の多くはローストして輸入されますが、もし生のクルミが手に入ったら、ローストせずに、水に浸けて食べてみてください。脂肪酸のオメガ3をより効果的に摂ることができるからです。 管理栄養士の柴田聡美先生によると、クルミの食べ方には、『生』『水に浸ける』『ロースト(煎る)』という3つの方法があるといいます。 「クルミを含む種子類は、発芽に適した環境になるまで、発芽を促す酵素を抑制する『アブシジン酸』を含んでいます。生でクルミを食べると、『アブシジン酸』を取り込み、酵素の活動を抑えてタンパク質の消化を妨げます。この『アブシジン酸』は『水に浸ける』か『ロースト』することで働きを止めるため、消化が良くなります」 「クルミに非常に多く含まれる脂肪酸のオメガ3を摂りたいなら、生のクルミを水に浸けて食べてください。オメガ3はコレステ