J1アビスパ福岡は、選手への悪質なSNS投稿に対する法的措置を、いったん見送ることにした。 13日、福岡市内で練習後、広報担当者が対応。「法的措置は」の問いに「全然、すぐにはない」と話した。福岡は11日に声明を出しているが、選手を傷つける過激な投稿に対してくぎを刺した行為だったといい、「クラブのスタンスを伝えたかった。それ以上は特にない。ここでいろんなことが出ると、またそこで広がったり、収拾がつかなくなる」と説明した。 事態は、10日の横浜F・マリノス戦で発生した。 前半6分に奈良竜樹(28)が危険なタックルを仕掛けて、横浜FW西村の左足首付近を踏むような形になった。 西村は同14分にはFWアンデルソン・ロペスの決勝点をアシストしたが、同24分に途中交代して、担架でピッチをあとにしていた。 横浜はこの日、MF西村拓真(25)が左足関節外側靱帯(じんたい)損傷のけがを負ったことを発表した。