政府は8日の閣議で、人を侮辱した行為に適用される侮辱罪に懲役刑を導入し、法定刑の上限を引き上げるほか、「懲役」と「禁錮」を一本化した「拘禁刑」を創設するとした刑法などの改正案を決定しました。 改正案ではSNS上のひぼう中傷対策を強化するため、公然と人を侮辱した行為に適用される侮辱罪に懲役刑を導入し、法定刑の上限を「1年以下の懲役・禁錮」と「30万円以下の罰金」に引き上げるとしています。 また身柄の拘束を伴う刑のうち、刑務作業が義務づけられている「懲役」と、義務づけられていない「禁錮」を一本化した「拘禁刑」の創設も盛り込まれ、明治40年の刑法の制定以来、初めて刑の種類の見直しが行われることになります。 「拘禁刑」では、受刑者の特性に応じて、刑務作業のほか、再犯防止に向けた指導や教育プログラムなどを実施できるとしています。 このほか、再犯防止の観点から裁判所が個別の事案に応じた処分を出せるよう
神奈川県三浦市の海岸に全長およそ2.5メートルの大きなマンボウが打ち上げられているのが見つかりました。 マンボウはすでに死んでいて、海岸を管理する神奈川県は砂浜に埋めることにしています。 マンボウが打ち上げられたのは神奈川県三浦市にある三浦海岸の砂浜で、25日午前7時ごろ、近くに住む人が発見しました。 横須賀市にある博物館の学芸員が調べたところ、全長はおよそ2.5メートルで、頭やひれの形から「ウシマンボウ」の成体とみられすでに死んでいたということです。 「ウシマンボウ」は大きいものでは3メートルを超えることもあり、ふだんは外洋に生息しているため、湾内で打ち上げられるのは珍しいということです。 海岸を管理する神奈川県は、砂浜に埋めることにしています。 横須賀市の観音崎自然博物館の山田和彦学芸部長は「40年間、三浦半島の海を見ているが『ウシマンボウ』と見られる魚が岸に打ち上げられたのは私が知る
かつて国宝に指定され、戦後GHQによる接収で所在不明となっていた鹿児島県の神宮の刀と特徴が一致する刀が、オーストラリアで見つかり、所有者はNHKの取材に対し、将来は返還する意向を示しました。文化庁は「おそらく本物だと考えていて、非常に喜ばしい」とコメントしています。 鹿児島県霧島市の鹿児島神宮に奉納され、戦前は国宝に指定されていた「刀 無銘則重」は、戦後、GHQに接収され、その後所在不明となっていました。 オーストラリアの愛刀家、イアン・ブルックスさんは、この刀と4年前にインターネットのオークションで購入した刀の特徴が一致していることに気付き、調査を始めました。 その結果、刃の長さや、鐔(つば)に彫られた銘が一致したほか、さやに巻きつけられていたとみられるラベルに、判読不明な2文字に続いて「・・島神宮」という文字があることがわかりました。 さらに、鹿児島神宮と連絡をとったところ、このラベル
今回の北京大会は冬のオリンピックとしては24回目の開催。日本は18個のメダルを獲得し前回のピョンチャン大会(13個)を上回って過去最多でした。内訳は金メダル3個、銀メダル6個、銅メダル9個。メダルの獲得数は全体6位でした。 スピードスケートでは高木美帆選手が4個のメダルを獲得。1998年に行われた長野大会の船木和喜選手と前回のピョンチャン大会で自身が獲得した3個を上回って1大会の最多記録を達成しました。また最年少と最年長のメダル記録も生まれました。女子最年少はスノーボードのビッグエアで銅メダルの村瀬心椛選手の17歳。2010年のバンクーバー大会のフィギュアスケートで銀メダルだった浅田真央さんの19歳を更新しました。最年長はカーリングで銀メダルを獲得した石崎琴美選手の43歳1か月。それまでは2014年のソチ大会のスキージャンプで葛西紀明選手がマークした41歳8か月でした。
3回目のワクチン接種率は、全国の政令指定都市の中で横浜市が最も低くなっていて、市ではその理由について全国の市区町村で最も多い人口を挙げる一方、今後、接種券の発送が進むことなどから接種率が上向く見通しだとしています。 全国で20ある政令指定都市で3回目の接種を受けた人が、それぞれの人口に占める割合は今月18日の時点で平均で11.3%となっているのに対し、横浜市は5.4%で最も低くなっています。 その理由について横浜市は、人口が全国の市区町村で最も多く、高齢者だけでもおよそ90万人にのぼることを挙げています。 市では2回目の接種を受けた日付や年齢を元に市民をグループ分けし、接種券を数十万枚ずつ送る方式をとっていますが国による接種の前倒し方針のたび重なる変更で接種券の印刷や発送のスケジュール調整に苦慮したということです。 また、市は、3回目接種が始まった当初、接種の主体を集団接種ではなく、クリニ
「なんだか疲れやすくなった」 「ささいなことにイライラする」 都内にある“男性更年期”の専門外来。コロナ禍で患者が増えているといいます。 最近、心身の不調を感じていませんか? パートナーや家族にいつもと違うところはありませんか? (ネットワーク報道部 高杉北斗) 男性ホルモンの低下が原因で、女性の更年期症状に似た心身の不調が起こるいわゆる“男性更年期”。 こんな症状が起こると言われています。 1 性欲が低下した 2 元気がない 3 体力が低下した 4 身長が低くなった 5 毎日の楽しみが少ない 6 もの悲しい・怒りっぽい 7 勃起力が弱くなった 8 運動能力が低下した 9 夕食後にうたた寝をする 10 仕事がうまくいかない これは、治療を行っている順天堂大学の堀江重郎教授が作ったチェックリストの項目です。
新型コロナウイルスの感染拡大により学校や保育所で休校・休園が相次ぐ中、厚生労働省は保護者が有給休暇を取得しやすくする支援をことし3月まで行っていて、制度の積極的な利用を呼びかけています。 この制度は、全国で一斉休校が行われたおととし導入され、一度は終了していましたが、新型コロナの感染が拡大する中、保護者が安心して働けるよう去年9月から厚生労働省が再開しました。 対象は学校や保育所などの休校・休園や子どもの感染などによって仕事を休まざるをえない保護者に法律上の年次有給休暇とは別に有給休暇を取得させた場合、企業に賃金相当額を助成します。 助成額の上限は休んだ時期によって異なりますが、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の対象地域では1日につき1万5000円です。 去年8月以降の休校分については、今月21日までの間におよそ1万2500件の申請があり、これまでに6億7000万円が支給されています。
ことしの春闘にあわせてフリーランスの待遇改善を進めようという動きが出ています。出版業界でフリーランスとして働く人の労働組合が報酬の10%引き上げを求め、業界団体に初めて要望を行うことを決めました。 要望を行うのはフリーランスとして働くライターや編集者など200人余りでつくる労働組合「出版ネッツ」です。 労働組合によりますと、出版業界ではインターネットの記事やコンテンツの作成などの仕事が増えていてフリーランスとして働く人も増加する傾向にあるといいます。 一方でフリーランスは企業などから個人で仕事を受けるケースが多く、経験や技術が上がっても報酬の引き上げを求めることが難しいという声が相次いでいます。 このためことしの春闘にあわせて出版業界でフリーランスとして働く人について報酬の10%引き上げを求め、業界団体に初めて要望を行うことを決めました。 出版業界だけでなく音楽や映像制作などほかの業種で働
「ラッセーラー」のかけ声とともに大型の「ねぶた」を青森市の中心部で運行する「ねぶた祭」。まさに青森の夏の象徴です。 例年8月7日までの6日間開催され、「ねぶた祭が終わると秋になる」といわれるほど青森の夏は短く、そして涼しいとされてきました。 ところが、おととし7年ぶりに青森に赴任した私がいろんなところで聞いたのは「青森が暑くなった」という声でした。 青森の涼しい気候を生かして生産され、全国一の生産量を誇るりんごはどうなってしまうのか。取材を始めました。 (青森放送局記者 吉永智哉) 青森を含む東北地方の去年の年間平均気温は平年より0.8度高くなっていて、平年からの上昇幅は1990年とおととし(2020年)に並んで、統計を取り始めてから最も大きくなりました。 背景には地球温暖化の影響もあると考えられています。 取材の中で私は、気象庁が今世紀末にかけての気温の変化を予測していることを知ります。
新型コロナウイルスの変異ウイルス、オミクロン株について、WHO=世界保健機関はヨーロッパや中央アジアなどでは今後、6週間から8週間で人口の半数を超える人たちが感染するおそれがあるとして、各国に対してワクチン接種を加速させるよう改めて呼びかけました。 WHOヨーロッパ地域事務局のクルーゲ事務局長は11日の記者会見で、変異ウイルスのオミクロン株は感染力が非常に強く、特に西ヨーロッパの国々ではすでに感染の主流になっていると指摘しました。 また、バルカン半島の国々でもオミクロン株が主流になりつつあるとしています。 そのうえでクルーゲ事務局長は、WHOヨーロッパ地域事務局が管轄するヨーロッパとロシア、中央アジアなど53か国について「今後6週間から8週間で人口の半数を超える人たちがオミクロン株に感染するおそれがある」と述べ強い懸念を示しました。 一方でクルーゲ事務局長はワクチンを接種していればオミクロ
SPECIAL 推し研 あなたの知らない究め人 クリーニングの“タグ”が捨てられません “不合理なマイルール” 2021.12.22 : #医療/#推し研/#新型コロナウイルス 「クリーニングのタグは捨てずに取っておく」 「郵便受けのダイヤルは必ず“1”にあわせておく」 これは私が生活で守らねばならない「マイルール」の一部です。意味の無いことだと分かっているのに、破ることができません。 ある日、困ったルールが生まれてしまいました。 『仕事で失敗した日に着ていたシャツは2度と着てはいけない』 着られないシャツが増え、新しいシャツをどんどん買わねばならなくなりました。 「ちょっとおかしくなっているかな・・・」 放っておけば、深刻な状態になっていた可能性がありました。
「勉強も仕事も結婚もすべてうまくいかず、気づいたら20年ひとりぼっちで過ごしていました」 及川奈穂さん、57歳。 これまでの人生は、苦労の連続でした。 勉強は小学校低学年からついていけず。 仕事の覚えが悪く何度も職場から解雇される。 人間関係もうまくいかず、結婚生活も長く続かなかった- なぜ何もかもうまくいかないのか? 検査を受けて告げられたのは「境界知能」でした。 (大阪拠点放送局 ディレクター 磯貝健人) 「境界知能」とは、いったい何なのか。 「境界知能」は、知能指数(=IQ)に関係して、専門家の間で用いられている言葉です。 「知能指数」で、「平均的」とされる部分と、「障害」とされる部分の「境い目」にあたるところが、「境界知能」と呼ばれています。 当事者の及川さんは、「その実態を知って欲しい」と、今回取材に応じてくれました。
日本を含め、多くの国や地域で確認されるようになってきている新たな変異ウイルス「オミクロン株」。これまでデルタ株より感染力が強い変異ウイルスはありませんでしたが、南アフリカではオミクロン株に置き換わってきているとされています。 感染力は強いのか、感染した場合に重症化するのか?そして、オミクロン株で“第6波”が起きる可能性はあるのか? いま分かっている情報をまとめました。 (2021年12月8日現在) オミクロン株 デルタ株より感染力強い? 新型コロナウイルスは変異を繰り返していて、これまでにも感染力が強かったり、病原性が高く、感染した場合に重症になりやすくなったりする変異ウイルスはありました。 この夏以降、デルタ株が世界の新型コロナウイルス感染のほぼすべてを占めるようになっています。 世界中の研究機関から、ウイルスの遺伝子配列が登録されるサイト「GISAID」に報告されているのは、この2か月
将棋界最高峰のタイトル「竜王戦」を制して、史上初となる10代での偉業を達成した藤井聡太四冠(19)。竜王として挑戦を受けた豊島将之九段(31)との全4局は、トップ棋士たちが一様に語る“名勝負”となりました。 今回、激闘を終えた2人が、NHKの単独インタビューに応じました。 「勝敗も大きな意味を持ちますが、純粋な将棋の楽しさを共有できたことが本当にうれしかった」(藤井聡太四冠)。 「これから自分が強くなれたら、この対局がきっかけだったということになる」(豊島将之九段)。 縦横9マスに区切られた計81マスの盤上で繰り広げられた攻防の中で、2人だけに見えていた景色とは。 “うまく指せた”よりも “課題を感じた”対局 11月、序列最高峰の「竜王」を獲得し、八大タイトルの半分を占める「四冠」となった藤井聡太さん。 19歳3か月での四冠達成は史上最年少。 現在の棋士で最多のタイトル保持者となり、名実と
お店の入り口でシュ。 出勤してシュ。 食事の前にはウェットタオル。 これで感染対策はバッチリ!…と思っていませんか? アルコール消毒だけでは十分に防げないウイルスもあるんです。 いま胃腸炎を引き起こすノロウイルスなどの感染がじわじわと増えています。 (ネットワーク報道部 廣岡千宇・野田麻里子・清水阿喜子) 『感染性胃腸炎でしょう』 11月中旬、水のような下痢をしている娘(1歳8か月)を小児科へ連れて行くと、医師からこう告げられました。 娘が通う保育園にもこんな貼り紙が。 「感染性胃腸炎にかかっている子が6名います。(11月合計13名)」 使い捨ての手袋をつけて娘のおむつを替えながら私(記者)は思いました。 ついに、この季節が…。
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