6月19日、福島県のJヴィレッジスタジアムを舞台に、U-16インターナショナルドリームカップが開幕した――と言っても、ピンと来る方は少数派かもしれない。 平たく説明してしまうと、2015年に日本サッカー協会が創設した国際ユース大会のことである。16歳以下のカテゴリーでコロナ禍の直撃を受けた期間を除いて毎年開催されており、今年はウクライナ、ベネズエラ、セネガルの3カ国が来日。4チームの総当たり方式で優勝を競っている。 異なる大陸から3チームを招いて総当たり戦というルールは大会創設時から貫徹されており、例えば記念すべき第1回大会ではフランス、コスタリカ、チリが、第2回大会ではハンガリー、メキシコ、マリが来日した。 第1回大会からこのタイトルを何度も戦ってきたU-17日本代表の森山佳郎前監督(現・ベガルタ仙台監督)は「自分たちとはサッカーに対する考え方もスタイルも異なるし、しかも3チームが全部そ