愛知県進学校・刈谷高の山田斉輝が歩むサッカーと研究者への道 愛知県内有数の進学校である県立刈谷高校。これまで選手権準優勝2回、インターハイ準優勝1回を誇り、伝統の赤ダスキのユニフォームはオールドサッカーファンなら広く浸透されている名門校だ。 2018年度のインターハイ以来全国大会出場こそないが、県内では常に優勝争いに食い込み、昨年度の選手権予選では本大会ベスト8に進出した名古屋高に決勝でPK戦の末に惜敗するなど、全国まであと一歩のところまで来ている。 そんな名門校に今年、実力的にも学力的にも期待十分の新星MFが加わった。愛知の強豪クラブであるフェルボールからやってきた山田斉輝は、中学時代に全国大会に何度も出場し、昨年はU-15日本代表にも選出された技巧派ボランチ。チームのディフェンスリーダーである3年生の岡島陽も「コーチングが的確で、しっかりと状況が見えている上で発信している。戦術理解度の