1978年東京生まれ。酒場ライター。著書に『酒場っ子』『つつまし酒』『天国酒場』など。ライター・スズキナオとのユニット「酒の穴」としても活動中。 前の記事:超フレッシュな縁起酒「立春朝搾り」を朝日とともに 大好き!「温泉湯豆腐」 そもそも「温泉湯豆腐」とは、佐賀県の名湯「嬉野温泉」の名物料理。湯豆腐を作る際に普通の水ではなく「温泉水」を使用することによって豆腐が溶け、ふわふわとまろやかで、まるで淡雪のような食感の湯豆腐になるのだそう。 その秘密はもちろん嬉野温泉の泉質。弱アルカリ性の「重曹泉」で、それを人工的に再現するに、湯豆腐に重曹を足すというわけですね。 天然温泉ではないので、「銭湯湯豆腐」と呼んでもいいかもしれない そこで僕は思ったわけです。重曹のアルカリ性がたんぱく質の結合をほどくなら、たんぱく質含有量の多い他の食材もとろとろに溶けたりしないだろうか? と。 そこで調べてみたところ
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