2016年1月23日、慶應義塾大学日吉キャンパスにて、Service Design Japan Conference 2016が開催された。同会議は様々な事業分野に広がるサービスデザインの実践の現状を把握し、今後の課題を探ることを目的としたもので、日本での開催は3回目。本レポートでは、「デザイナーとノン・デザイナーの境界に橋をかける」と題した基調講演の模様をお伝えする。 社外パートナーから社内パートナーとしてのサービスデザインチームへ 基調講演に登壇したのは、米国を代表するサービスデザインエージェンシーの1つ、サンフランシスコを拠点とするAdaptive Pathのデザインディレクター、ジェイミン・ヘジマン氏。同社におけるサービスデザインの現場の経験をもとに、デザイナーとノン・デザイナーによる共創プロセスのあり方についてアドバイスを提供した。 Adaptive Pathは、01年の設立以来