蚊が媒介する感染症への対策として、東京都は、ことしからデング熱だけでなく、中南米を中心に流行が広がるジカ熱も対象に加え、ウイルスを持つ蚊がいないか都立公園で調査を始めました。 ことしの調査は18日から始まり、このうち代々木公園では、都が委託した業者が、木が多く蚊が発生しやすい場所で網を使って蚊を採集するとともに、公園内の側溝に蚊の発生を抑える薬剤も投入しました。都は今後も月に2回、蚊を採集することにしていて、およそ1週間かけてウイルスの検査を行い、都のホームページで結果を公表することにしています。 中南米でジカ熱に感染し、日本に帰国した人はことしはすでに4人確認されているということで、東京都環境保健衛生課の木村秀嘉課長は「ことしは、デング熱だけでなくジカ熱の感染者も海外から国内を訪れるケースが増える可能性があり、去年以上に対策を徹底したい」と話しています。
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