昨年に引き続き、新たな可能性を発表したインディアナ大学 認知症は、アミロイドβやタウタンパク質の異常な蓄積によって引き起こされる脳神経細胞の死滅が主な原因と言われています。 インディアナ大学ブルーミントン校のHui-Chen Lu氏の研究チームは、2016年にNMNAT2と呼ばれる酵素を発見。この酵素は脳内でタウタンパク質を監視する機能と、ストレスからニューロンを守る機能を有し、認知症予防に効果が期待されています。 2017年3月、24種類の化合物にそのNMNAT2を増やす働きがあり、コーヒーなどに含まれるカフェインもその一つであることが確認されました。 身近なカフェインが認知症治療の鍵に? 今回の研究は、NMNAT2の生産に寄与する物質を特定するため、1280種の化合物をスクリーニングするというもの。結果として、カフェインを含む24種の物質が特定されています。 研究は、遺伝子操作されたマ