2011年1月22日のブックマーク (3件)

  • 反証主義 - Wikipedia

    反証主義(はんしょうしゅぎ、英: Falsificationism)とは、知識を選別するための、多数ある手続きのうちのひとつ。知識に対する形而上学的な立場のうちのひとつ。 具体的には、(1)ある理論・仮説が科学的であるか否かの基準として反証可能性を選択した上で、(2)反証可能性を持つ仮説のみが科学的な仮説であり、かつ、(3)厳しい反証テストを耐え抜いた仮説ほど信頼性(強度)が高い、とみなす考え方。 反証主義の立場をとる者を反証主義者と呼ぶ。 提唱者[編集] 反証主義を代表する哲学者としてカール・ポパーを挙げることができる[1]。 反証主義のプロセス[編集] 反証可能性[編集] 反証可能性の意義[編集] 反証可能性とは、その仮説が何らかの観測データによって反証されうることを意味する。反証主義によれば、この可能性を有する仮説のみが科学的な仮説である。例えば、「太陽が東から昇る」という仮説は、「

  • 科学社会学 - Wikipedia |マタイ効果 (Matthew effect)

    科学社会学(かがくしゃかいがく、英: sociology of science)は、科学を研究テーマとする学問。社会学の一分野。 科学社会学の成立は後述するように比較的新しいが、科学や科学技術の進歩や、隣接学問である科学哲学や科学史の発展、そして科学と社会の関係の著しい変化などを受けて、科学社会学の内容や方法もまた急速に変化ないし発展してきた。 当初の、科学に関する制度がどのように科学者の研究に影響を与えるかといった研究から、科学知識の内容そのものについての社会学的研究、さらには科学者が研究室で実際には何をやっているかについての参与観察的研究、科学知識の社会への伝達・普及に関する研究、科学技術と社会(公衆)との間に生じるコンフリクトについての研究など、科学社会学が対象とする分野は随時拡大して来ている。 以下では、概ね科学社会学の発展の順序に従って、科学社会学の主たるテーマやトピック、方法論

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  • 清塚邦彦「虚構論」(1): 分析哲学書評

    清塚邦彦「虚構論」(飯田隆編『岩波講座哲学03思考/言語の哲学』岩波書店(2009)) 内容 一 虚構とは何か?――「虚構的な言述」の問題 二 「虚構に関する言述」の問題 三 虚構的な対象の存在論/ごっこ遊びの理論 四 虚構に対する感情的な対応 むすび――虚構と知識の問題 評者による要約 虚構とは何かという問いに対しては、言語行為の性格に虚構と非虚構の由来を求めることが多い。虚構的な言述(fictional discourse)は額面通りの言語行為として受け入れられず、そこには偽装(pretence)が含まれていると考えられる。偽装については、作者による偽装とする見方と読者による偽装とする見方の二つがある。これら二つの説の違いは、絵画・彫刻作品について考えるときと、神話・伝説を扱うときにきわだつ。なお、虚構の理解に伴う想像は恣意的な操作ではなく、作品によって促されるものである。 虚構作品の