2011年11月24日のブックマーク (4件)

  • 丸山真男とアソシエーショニズム (2006) - 柄谷行人

    1960年代以来、丸山真男といえば、西洋に比べて日の前近代性を批判する知識人、つまり、近代主義者という否定的なイメージができあがっていた。私もその通念から自由ではなかった。初めて丸山について真剣に考えるようになったのは、1984年ごろである。それは日でポストモダニズムの現象が注目を浴びた時期である。それは先ず、「現代思想ブーム」というかたちであらわれた。私自身がその代表者の一人と目されていたが、私はそれをはなはだ不意に感じた。私はそれまで「近代批判」の仕事をしてきたが、それとこのようなポストモダニズムとはまるで違うものだったからである。 このとき、私はそれまで取り組んできた仕事がまちがいではないが、どこか的が外れていると感じた。私が考えていた「近代批判」はつきつめると、自発的な主体(主観)に対する批判ということになる。各人は自発的な意志をもつと思っているが、それは「他人の欲望」によっ

  • ネパール(ブータン難民) | UNHCRの援助活動 | 日本UNHCR協会

    HOME > UNHCRの援助活動 > ネパール(ブータン難民) アジア地域/ネパール(ブータン難民) 長期化するブータン難民問題 ブータンという国をご存知でしょうか。ブータンといえば、日の着物に似たような民族衣装を着た人々を思い浮かべる方もいるかと思います。ブータンには仏教徒が多く暮らしていますが、19世紀後半以降ネパールから移住してきたヒンズー教徒もいます。そのネパール系ブータン人たちが、1990年代初頭に政治的迫害を受け、難民となってネパールに避難してきました。現在、ブータン難民約10万7千人がネパール南東部の7つのキャンプで避難生活を送っています。 ブータン国内でなかなか政治的解決が進まないため、難民たちはふるさとに帰る目処が立たないまま17年以上におよぶキャンプ生活を強いられています。2006年の世界難民の日(6月20日)にキャンプで行われたイベント会場では、「いつまでも

  • RSA - The Better Angels of our Nature

    tsuka_ryo
    tsuka_ryo 2011/11/24
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  • 加藤周一「再び英語教育について」(1956年) - こにしき(言葉・日本社会・教育)

    昨日の記事で詳しく取り扱ったが、加藤周一が1955年に著した「信州の旅から---英語の義務教育化に対する疑問---」は、大きな反響を呼んだ。学者や知識人は雑誌や新聞に反対の弁を寄せ、自説を展開する媒体を持たない一般の人々は、投書や加藤へ手紙を送るなどして、「英語義務教育化」廃止に対する賛否を表明した。ただし、加藤の立論は、正確に理解されなかった場合も多かったようである。過去の英語教育論争ではよく見られることだが、「必修化」への反対論は、しばしば英語教育「全廃」論であるかのように誤解されてしまう場合があった。加藤の場合も例外ではなかったようで、加藤もその点への不満を口にしている*1。 さて、この反響、とりわけ批判に応えるかたちで発表されたのが、翌年1956年の『世界』2月号に発表された「再び英語教育について」である。この論文では、寄せられた批判を紹介し、それに逐一批判を加えていく、という体裁

    加藤周一「再び英語教育について」(1956年) - こにしき(言葉・日本社会・教育)