質的研究は,人々の経験にどのように関わり,再構成していこうとするのか。特集では医療や介護福祉などの専門的な関わりから,病いや障害とともに暮らす当事者の生活の場にまで射程を広げて議論を試みた。書評特集は会話分析と震災関連の文献を紹介。 目次 巻頭言 能智正博「感性を広げる力」 特集:病い.ケア.臨床 (責任編集委員:森岡正芳・西村ユミ) ■ 前田泰樹・西村ユミ 協働実践としての緩和ケア ―― 急性期看護場面のワークの研究 ■ 原田満里子・能智正博 二重のライフストーリーを生きる ―― 障がい者のきょうだいの語り合いからみえるもの ■ 鈴木智之 滞る時間/動きだす時間 ―― 先天性心疾患とともに生きる人々の"転機"の語りを聞くということ ■ 藤井真樹 共感を支える「共にある」という地平 ―― 父の闘病に寄り添う体験の記述から ■ 福田茉莉・サトウタツヤ 神経筋難病患者のIndividual
「進化のすべて」をめざした日本進化学の金字塔! 生命が誕生してから40億年という膨大な時のながれの中で、多種多様な生物が出現しました。このすべてが進化であり、生命を知るには進化の理解が必須なのです。日本における進化の研究は、明治時代以来の長い伝統があります。20世紀後半には現代進化学の根幹である中立進化論の確立に、木村資生をはじめとする多くの日本人研究者が貢献しました。1999年に日本進化学会が設立されました。 本書は、学会の創立10周年記念事業の一環です。『進化学事典』には、進化学の多様な成果を盛り込み、 全28章297項目を171名の著者が執筆しました。 第一部「進化史」、第二部「進化のしくみ」、第三部「進化学とそのひろがり」という三部構成です。 第一部は生命の起源から始まり日本列島の生物まで、生物進化によってもたらされた生命の多様性を示しました。第二部は、遺伝子、タンパク質、ゲノムか
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