2016年6月29日のブックマーク (1件)

  • 主観的確率と帰結評価の二重不一致と「見た目の全会一致」 - Metaeconomics

    不確実性のもとで選択の評価を社会的にどう集計するか,という問題を考える.具体例はいくらでも浮かぶだろうが,敢えて言及しない. 静的な社会的選択論と異なり,ここでは「選択=帰結」ではない,なぜなら選択の帰結は諸々の不確実な要因に左右されるからである.そこでは,二種類の意見の不一致がある.*1 まず,選択の帰結の評価が人々の間では異なる.一つの帰結がある人にとっては望ましいがある人にとっては望ましくない,そして他の帰結については逆,などなどというのが常態だ.これは静的な社会的選択論で既にカバーされている話である. もう一つは,不確実要因についての確率的予想の不一致である.*2究極的な意味においては,「正しい確率」などというものは存在せず,あくまでも確率は主観的なものに過ぎない. この主観的確率と帰結評価の二重不一致が存在するときには,「見た目の全会一致」が起こる.Gilboa, Samet,

    主観的確率と帰結評価の二重不一致と「見た目の全会一致」 - Metaeconomics