本書は、Jerry Fodor and Ernest Lepore, Holism, A Shopper's Guide, Basil Blackwell, 1992 の全訳である(翻訳はその初版によっている)。本書は、「お買い物ガイド」というそのソフトな副題にも関わらず、意味の全体論に対するきわめて論争的で挑戦的なその姿勢で世界的な反応(賛同/反撃)を惹き起こした。ルポア教授によれば、1996年5月の時点で、およそ20のシンポジウムと、多くの論文と、そして『全体論:最新の消費者』 Holism: A Consumer Updated, Grazar Philosophishe Studien, Rodopi, vol.46, 1993 という、同じ著者たちが編んだ批判論文集までもがこの結果として出現した(ちなみにこの中には、クリプキ『名指しと必然性』の訳者の一人、カリフォルニア州立大