37signals の Getting Real の日本語訳 を読んだ。とてもおもしろいし、あこがれるけど、「仕様書とか設計とかあとでいいんちゃう」みたいな Paul Graham 的「癒し系」もあって少しあぶない。 例えば「機能がないことの価値」だ。最近そういう意図を表明する人も多いけど、ちょっとでしゃばりというか、こだわりすぎというか、Steve Jobs を目指して、たいして旨くもないのにやたら頑固な(そして頑固さが旨くなさを支える)ラーメン屋の親父みたいになるのは嫌だと思う。 Steve Jobs は自分よりセンスが良いだろうというのはもちろんだし、Jobs はデザインもプログラミングもしないところも気になる。個性と、実際に実装する人とのあいだには、一定の距離が必要なんじゃないだろうか。 あるいは、アノニマスなデザインというやつを目指したいのかもしれない。 37signals はい