WebアプリケーションフレームワークRuby on Railsの作者、David Heinemeier Hansson氏(以下、DHH)のインタビュー後編です。 編集部注) 本対談は2006年6月に行われたものです。 伽藍とバザールとレール 弾:Railsがもっと広いエリアで使われるには、あるいはRubyでは限界があるかもしれません。ほかの言語で“○○ on Rails”を作る予定は? DHH:その計画はありません。他の言語版のRailsを作るくらいだったら、Rubyを啓蒙したほうがいい。これからもRuby on RailsでRubyの良さを証明していきたいと思います。 弾:アーキテクトで必要なものは何だと思いますか? DHH:「アーキテクト」って言葉を使ったら負けだと思ってます。アーキテクトってとても怪しい言葉。何で怪しいかというと、僕自身は優れた建築というのは、設計だけでは絶対にで