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ブックマーク / www.totan0703.com (22)

  • 新撰組 ⑨ -三条大橋- - 『世界最古の国』日本

    『池田屋騒動』からその名を天下に轟かせた『新撰組』ですが、池田屋の場所からほど近くに『三条大橋』があります。 この橋の擬宝珠(ぎぼし)には池田屋騒動の時に『新撰組』と過激な尊皇攘夷派の志士との斬り合いの際に出来た刀傷が残っています。 それを観るだけで、壮絶な戦いだったと言うのが分かります。 そしてここは『東海道』の西の起点になっていて、ここから江戸に向かう事になります。 (東側の起点は言わずと知れた、江戸の『日橋』になります。) また、ここは江戸時代まで「処刑場」になっていまして、『豊臣秀吉(とよとみひでよし)』を暗殺しようとした(結果的には未遂で終わる)罪で捕まってしまった、『天下の大泥棒』としても有名な『石川五右衛門(いしかわごえもん)』が釜茹(かまゆで)で処刑されています。 この時、石川五右衛門の親類は見せしめとして、生後間もない子供も含め全員が処刑されています。 この理由はまず権

    新撰組 ⑨ -三条大橋- - 『世界最古の国』日本
  • 新撰組⑦ -粛清- - 『世界最古の国』日本

    前回は祝日であり、どうしてもお伝えしておきたかったと言う事で、『建国記念日』についてと、少し都市伝説染みたのを含んだ内容でしたが、今回はまた『新撰組』を中心に、幕末の動乱期をお伝えして行きたいと思います。 『八月十八日の政変』以降、その活躍ぶりを認められた『壬生浪士組』は京都守護職である会津藩主・「松平容保(まつだいらかたもり)」からの呼び出しにより、筆頭局長である「芹沢鴨(せりざわかも)」と試衛館派の局長である「近藤勇(こんどういさみ)が参上しました。 その時に恩賞と新たな名前を拝命されたのです。 その名前こそが 『新撰組』 いよいよ、会津藩の正式なお預かりになり、また京都の警護をする様に、さらに一説には「松平容保」から直々に名前を拝命されたと言うくらいで、さぞ彼らは喜んだ事が容易に想像でします。 また、これにより組織としてもより強化すべく各組長や担当が決まります。 そして、この名前を拝

    新撰組⑦ -粛清- - 『世界最古の国』日本
  • 新撰組 その③ - 『世界最古の国』日本

    さて、京に着いた『浪士組』一向ですが、実は発案者の「清河八郎」は将軍警護の為に集めた訳ではありませんでした。 その当の目的は『尊王攘夷』だったのです。 この『尊王攘夷』とは「天皇を尊び、外国人を斥(しりぞ)けようとする思想」で、黒船来航以来、幕府や外国人に不満を持った志士達が溢れていました。 その先鋒隊として、実行しようとしたのがこの「浪士組」の発案者、清河八郎だったのです。 しかし、芹沢鴨一派や近藤勇・土方歳三など試衛館組などはそれ反対し、あくまで将軍警護の為にと意向を見せ、「浪士組」から離れました。 翌日、清河八郎は残った「浪士組」200名近くを引き連れて朝廷に「建白書」を申し出て、それがまさかの受理されたんですね。 この、背景には当時の天皇である第121代目天皇の『孝明天皇(こうめいてんのう)』は大の異国嫌い。 その理由は開国を許可していないのに、幕府が勝手に『日米修好通商条約』を

    新撰組 その③ - 『世界最古の国』日本
  • 新撰組 その① - 『世界最古の国』日本

    新撰組と聞いて、皆さんはどうお思いでしょうか? 賛否両論ありますが、個人的にはすごい好きなんですね! 何しろ、格好良い! 漫画やアニメ、映画など様々な作品に取り上げられたりとありますが、いまも尚根強い人気を誇っています。 私が最初に『新撰組』に触れたのは漫画で、そこに一番隊隊長である「沖田 総司」でした。 格好良い! 単純に思いましたね! その後に触れたのは高校1年になった時に友人の家に遊びに行った時でした。 そこがまさかの「局長 近藤 勇」の生家がある場所だったんです。 そして、私は学生時代に剣道をやっていたのですが、当時めちゃくちゃ強い学校があったんです。 その学校が「近藤 勇」の生家にほど近くにあったんです。 その時に思いましたね。 「そりゃあ、強いわ!」 その後、大河ドラマにもなり、更に好き度がアップしていくのですが、この大河ドラマはいつ観ても泣けるんですよね。 もう、後半は毎回泣

    新撰組 その① - 『世界最古の国』日本
    tsukumoshigemura
    tsukumoshigemura 2020/01/28
    内輪の刃傷沙汰が多い血なまぐさい印象もあるけど、新選組は好きだし土方さんが好きですね~
  • 幻の御所 その⑤ - 『世界最古の国』日本

    前回、東京都の西部にある『『関東三大不動』にも含まれる正式名称を『真言宗智山派 別格山 高幡山 金剛寺』と言う寺院についてお伝えしました。 そして、題名にもある『幻の御所』の結界の点になっている場所、これで4つ全てが終わった訳ですが、いかがだったでしょうか? 東京にここまで、歴史的にも古く重要な場所があったことをご存知だったでしょうか? そして去年、天皇・皇后両陛下が無事に『大嘗祭(だいじょうさい)』を終えた事を皇祖神である『天照大御神』をお祀りしている『伊勢神宮』や、初代天皇である『神武天皇陵』などに報告する儀である『親謁の儀(しんえつのぎ)』を臨まれましたが、その一番最後に臨まれた場所が、上記の図の中央付近にある『武蔵野御陵』です。 この場所は大正天皇や昭和天皇の御陵地でありますが、元々はここに江戸時代末期に新たな御所を造営する計画があったと言う場所で、さらに地形が京都に似ている事か

    幻の御所 その⑤ - 『世界最古の国』日本
  • 幻の御所 その① - 『世界最古の国』日本

    さて、今回は実は皇居(天皇・皇后両陛下のお住い)を、現在の場所では無く他の場所に置こうと言う計画があった事を皆さんはご存知でしょうか? その場所とは東京都の西側にある檜原村にある浅間領と言う山・八王子の高尾山・日野市にある金剛寺(ここは高幡不動としても有名です)・そして昭島市付近の4つを結んだ場所になります。 なんでも、現在の皇居にあたる地は江戸時代前は半分は高台にあり、もう半分は湿地帯や埋立地になっています。 皇居周辺を訪れた方はお分かりだと思いますが、◯◯坂と言うのが当に多いんです。 今では乃木坂やけやき坂なんて、有名ですよね。この2つの坂は実際にある坂なんです。 また、明治維新の三傑で初代内務卿(初期の明治政府の実質的リーダー)であった『大久保利通(おおくぼとしみち)』が暗殺された紀尾井坂の変もやはり坂になります。 (実際に暗殺された場所は紀尾井坂ではないんですけどね。) そのよう

    幻の御所 その① - 『世界最古の国』日本
  • 田無神社 その④ - 『世界最古の国』日本

    今回も『田無神社(たなしじんじゃ)』についてお伝えしたいと思いますが、正直ほんとに色々と見所があり、今回でも終わる気がしないんです。 と、お話しているうちに時間もどんどん経ってしまうので早々とお伝えしていきます。 まず、今回最初にお伝えしたい見所は『撫龍』と言う場所になります。 この場所は東参道から入るとすぐにある場所で龍の頭と玉を撫でると運気が向上すると言われています。 また、毎年の初辰日は発達につながることから商売繁盛など、縁起の良い日とされとおり、2020年ですと1月2日でした。 次にご紹介したいのは『青龍』の隣に祀られている『楠木正成公像』です。 なんでこんな所に? と思う方もいると思いますが、実は楠木正成の子孫が保谷(現在は保谷市と田無市が合併して西東京市になりました。)に移り住み、田無神社の分社である尉殿神社を守護していた経緯から、いつの日か社である田無神社にお祀りされました

    田無神社 その④ - 『世界最古の国』日本
  • 田無神社 その③ - 『世界最古の国』日本

    前回は『田無神社(たなしじんじゃ)』にお祀りしてある『五龍神』についてお伝えしてきましたが、もう少し詳しくお伝えしたいと思います。 と言いますのも、この田無神社は元々は『尉殿大権現』と称して創建された当初から『志那都比古命(しなつひこのみこと)』と『志那都比売命(しなとべのみこと)』もお祀りされていました。 この二柱は奈良県の生駒郡にある『龍田大社(たつたたいしゃ)』では、シツナヒコを『天御柱命(あめのみはしらのみこと)』と呼び「男神」として、シナトベを『国御柱命(くにのみはしらのみこと)』と呼び「女神」として、お祀りされています。 そしてこの二柱の神様は男女一対として、風を司る神様となっており、伊勢神宮では内宮の別宮である『風日祈宮(かざひのみみや)』・外宮の別宮である『風宮』にどちらもお祀りされています。 また、この風日祈宮は元々は『風神社』と称していましたが、鎌倉時代末期の「元寇」襲

    田無神社 その③ - 『世界最古の国』日本
  • 福が生まれる場所 『福生』 - 『世界最古の国』日本

    『謹賀新年』 去年は平成も終わり、新たな元号の『令和』になり日、令和初めてのお正月を迎えました。 さて、今回は田無神社の事をお伝えすると前回、お伝えしましたが、その前にお伝えしたい神社が御座いまして。 新年と言うことで、名前からして縁起の良い『福生神明社(ふっさしんめいしゃ)』です。 この神社は以前も少しお伝えした事がありますが、主祭神は天照大御神(アマテラスオオミカミ)・伊奘諾(イザナギ)・伊奘冉(イザナミ)・豊宇気比毘(トヨウケヒメビ)など全部で7柱をお祀りしている神社です。 ここが何故、こんなにも神様が多く鎮座しているかと言いますと、元々江戸時代までは旧福生村(現・福生市)の「清の丘」と呼ばれる神域(現在の福生神明社の地)にイザナギ・イザナミが祀られていました。 実際、この神社は坂の上にありまして裏参道を階段で下ると小さな公園があり、そこには堂川が流れています。 近くには江戸の水用

    福が生まれる場所 『福生』 - 『世界最古の国』日本
    tsukumoshigemura
    tsukumoshigemura 2020/01/02
    今年もよろしくお願いします!
  • デ◯ズニーと神社仏閣 - 『世界最古の国』日本

    前回まで日総鎮守としてされて、『日 中央』に鎮座する『生島足島神社(いくしまたるしまじんじゃ)』などについてお伝えしてきましたが、今回はちょっと試行を変えまして。 今回お伝えしたいのは他でも無い、『デ○ズニー・リ◯ート』についてです。 ここは『夢の国』としても世界的に有名なのは、もはや誰もが周知している事だと思います。 そして今現在、『STA◯ WARS』の最新作で最終章も公開ですが、フロリダの『デ◯ズニー・ワール◯』内にある「STA◯ WARS エリア」はなんとこのエリアだけで、東京ドーム1.2個分の広さがあり、デ◯ズニー・ワール◯をまわるとなると1週間でも足りないそうです。 それを聞いただけで莫大な広さだと分かりますし、個人的には一生のうちには周りきりたいと願っていますね。 と、私自身、毎年イースターとハロウィンは必ず行っているほどのファンなんですが、実は物凄いパワースポットだった

    デ◯ズニーと神社仏閣 - 『世界最古の国』日本
  • 日本の中央にある神社 その⑤ - 『世界最古の国』日本

    今回は『生島足島神社』からほど近くで同じ市内にある『北向観音堂(きたむかいかんのんどう)』についてお伝えしたいと思います。 と言っても、前々回にすでにお伝えしているので当に少しだけ。 まず、『西国三十三所』と言う33ヶ所の観音巡礼をし、その巡礼の『御礼参り』として、長野市にある『善光寺』に参拝すると言うものがあります。 それを模範として、鎌倉幕府の初代将軍である「源頼朝」が発願、そしてその子で3代将軍の「源実朝」が制定した『坂東三十三所』がありこれも全て巡礼し終えた後に『御礼参り』として、やはり『善光寺』に参拝するのが慣しになっています。 しかし、この『善光寺』だけだと「片参り」となってしまうと言われ、もうひとつ参拝しなければ行けない場所があるんです。 その場所と言うのが今回お伝えする『北向観音』です。 ここは名前でも分かる通り、観音様が北を向いています。 それは「北斗七星(北極星)を世

    日本の中央にある神社 その⑤ - 『世界最古の国』日本
  • 日本の中央にある神社 その④ - 『世界最古の国』日本

    前回は『生島足神社(いくしまたるしまじんじゃ)』に関連する戦国武将をお伝えし、最後に徳川幕府が幕末に突入したきっかけになった『桜田門外ノ変』で殺害されてしまった『大老・井伊直弼(いいなおすけ)』の事を少しだけお伝えしましたが、実はスゴイ人なんです。 と言うのも、父である近江彦根藩主直中は沢山子供がいまして直弼人も14番目の男子、しかも庶子(母が正室ではない)だった為に、養子にも行けずに部屋住みと呼ばれる彦根城内でずっと過ごしていました。 その中で、茶道や国学・また兵学や居合術を学び早くからその聡明さを示していました。 そんな中、兄である直亮が死去してしまった為に、養子になる形で直弼が家督を継ぎ、近江彦根藩の15代藩主となり「名君」と呼ばれていました。 その後、ペリー来航(黒船来航)により国内は揺れ動き、徳川幕府は開国と言う形を取りました。 その際に、各藩が江戸湾(東京湾)の警護のために配

    日本の中央にある神社 その④ - 『世界最古の国』日本
    tsukumoshigemura
    tsukumoshigemura 2019/12/20
    ちょっと改めて井伊直弼について知りたくなってきました。
  • 日本の中央にある神社 その③ - 『世界最古の国』日本

    さて、前回は『生島足島神社(いくしまたるしまじんじゃ)』が百済系(出雲系)の神社であり、さらに出雲系の神々が『国津神』と呼ばれている理由が、この神社が『日総鎮守』の神社として、また『日全土』の守神として「生島大神」・「足島大神」を祀っている事で少しだけ分かった様な気がしました。 さらに長野市にある『善光寺』と諏訪市にある『諏訪大社』との関係も明るみになった事をお伝えしてきました。 そして今回は数々の武将にも崇拝されていたと言うのをお伝えして行きたいと思います。 まずは、甲斐・信濃国を領土として、「戦国最強」と言われた「甲斐の虎」と言う異名も持つ戦国武将の『武田信玄』です。 信玄はこの神社を強く崇拝しており、「生島足島神社文書」と言う現在、国の重要文化財にもなっているものを納めています。 その中には「武田家家臣起請文」と言う信玄に忠誠を誓わせる起請文や、「越後の龍」としても有名な戦国武将

    日本の中央にある神社 その③ - 『世界最古の国』日本
  • 日本の中央にある神社 その② - 『世界最古の国』日本

    今回は、前回もお伝えした『生島足島神社(いくしまたるしまじんじゃ)』と、そこから車でほど近くにある「別所温泉」地内にある寺院の『北向観音(きたむかいかんのん)』についてもう少しだけお伝えしていきたいと思います。 まずは『生島足島神社』からですが、ここの主祭神である「生島大神(いくしまのおおかみ)」は『生きとし生きるもの万物に生命力を与えてる神』。 そして「足島大神(たるしまのおおかみ)」は『生きとし生きるもの万物に満足を与える神』とお伝えしましたが、この2柱の神様は共に日全体の国の御霊(みたま)として奉祀され、太古から国土の守り神として仰がれている最も極めて古い由緒のある2神でおり、それぞれが『生島魂大神』・『足島魂大神』と称されてもいる大神であります。 さて、ここまでは前回にも少しお伝えした事ですが、この神社には摂社がありましてその摂社と言うのが『諏訪神社(すわじんじゃ)』になります。

    日本の中央にある神社 その② - 『世界最古の国』日本
  • 日本の中央にある神社 その① - 『世界最古の国』日本

    さて、前回までは天皇陛下が即位され、それに関連する儀式についてお伝えしましたが2019年12月4日を以って全ての『儀』が終了致しました。 そこで今回は江戸や天皇陛下とあまり密接はしていない、しかし『神社』としては決して無視の出来ない『生島足島神社(いくしまたるしまじんじゃ)』についてお伝えしたいと思います。 と言うのも写真で見て頂いても分かる様に、『日 中央』と書いてあります。 それだけでも、何か御利益がありそうですが、この『生島足島神社』の主祭神は神社の名前にもある『生島大神(いくしまのおおかみ)』と『足島大神(たるしまのおおかみ)』の2柱になります。 はじめ聞いた方もいると思いますので、説明致しますとまず、『生島大神』は「生きとし生きるものの万物に生命力を与える神」。 『足島大神』は「生きとし生きるものものの万物に満足を与える神」なのです。 これを聞いて何かさらに凄そうと思った方。

    日本の中央にある神社 その① - 『世界最古の国』日本
  • 聖なる日『11月23日』 その② - 『世界最古の国』日本

    前回、お伝えした『11月23日』に現在一般公開をしている『大嘗宮(だいじょうきゅう)』を見学する日取りとして、選んだ理由をもう少しだけあるので、それをお伝えして行きたいと思います。 前回まで、3つの理由についてお伝えしましたが、今回はあと2つ。 まず、4つ目はちょうどこの日に天皇皇后両陛下が伊勢神宮(内宮)の皇祖神である天照大御神(アマテラスオオミカミ)に『即位礼』と『大嘗祭』を終えた事を『剣璽(けんじ)』(八尺瓊勾玉・草薙剣の『三種の神器』の2つ)を伴い御奉告をしに御参拝された日で、前日の22日は外宮で『豊受大神(トヨウケビメ)』に御参拝されました。 この儀式の事を『親謁の儀(しんえつのぎ)』(新謁とは天皇陛下、御自らが御参拝される事」と呼びますが、その時の御束帯は天皇陛下が平安時代以降、天皇陛下の正装である『黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう』に天皇陛下のみしかかぶる事が出来ない、最も格式

    聖なる日『11月23日』 その② - 『世界最古の国』日本
  • 聖なる日『11月23日』 その① - 『世界最古の国』日本

    今回で「神社仏閣に引き寄せられ」もようやく50回目を迎えられる事になりました。 そして、この記念すべき回にお伝えしたいと思っているのが、先日、11月14日から15日に掛けて行われた、天皇陛下が即位して一世一度しか行われない最重要の儀式『大嘗祭(だいじょうさい)』が行われました。 その最重要な儀式が行われた場所、『大嘗宮(だいじょうきゅう)』です。 12月8日まで一般公開されていると言うので、家族全員で見学に行って来ました。 『大嘗宮』の見学の日は必ずこの日にしようと思っていたので、予定を合わせて行った訳ですが、その日と言うのが『11月23日』です。 その理由はいくつかあるわけですが、まず1つ目は以前にもこの『大嘗祭』をお伝えした時にも少し触れましたが、『大嘗祭』の儀式を終えた翌年以降は『新嘗祭(しんじょうさい)』の儀式を古くから毎年11月23日に行う事になっています。 そして、明治維新後に

    聖なる日『11月23日』 その① - 『世界最古の国』日本
  • 大嘗祭 特別御朱印 その⑤ - 『世界最古の国』日本

    前回、前々回と『小野照崎神社(おのてるさきじんじゃ)』の主祭神である『小野篁(おのたかむら)』についてお伝えしてきましたが、今回はこの神社の境内について、お伝えしていきたいと思います。 さて、まず始めにこの神社に参拝しようと思ったきっかけは、いまちょうど皇居内で一般公開が行われている『大嘗宮(だいじょうきゅう)』で天皇陛下が即位した際に一世に一度きりしか行われない『大嘗祭』の特別御朱印を配布していると言うの知り、これは頂きたいと思いました。 それがこの御朱印になります。 その理由はもちろんまず、この御朱印自体が『即位礼正殿の儀』と『大嘗祭』が行われた日付けが金・銀で書かれていると言う事。 また、この御朱印にはイラストもあり、そのイラスト上部には『鳳凰』や『龍』、また縁起の良い動物達が描かれているので、そのままでもかなり縁起の良いものとなっています。 しかし、このイラストを拝見した瞬間に『マ

    大嘗祭 特別御朱印 その⑤ - 『世界最古の国』日本
  • 大嘗祭 特別御朱印 その④ - 『世界最古の国』日本

    今回も『小野照崎神社(おのてるさきじんじゃ)』の主祭神である小野篁(おのたかむら)について、そして小野照崎神社について、お伝えしていきたいと思います。 まず主祭神である小野篁なのですが、当に面白い逸話が御座いまして、それがなんと昼は朝廷で官吏(かんり)を、夜は地獄(他には冥界やあの世と言われています。)の主(あるじ)である『閻魔大王』のもとで裁判を補佐していたと言う事です。 なんじゃそりゃ! ですよね。 これ、当に平安後期から鎌倉時代に掛けての説話集で『江談抄(こうだんしょう)』や『今昔物語集』・『元亨釈書(げんこうしゃくしょ)』などに書かれており、その後もたくさんの書物でこのことが紹介されています。 例えば日最も有名な小説の一つで、現・二千札にも描かれている『源氏物語』の著者でもある『紫式部』の先祖でもあり、「正一位」も後に贈られた『藤原高藤(ふじわらのたかふじ)』が急死した際に閻

    大嘗祭 特別御朱印 その④ - 『世界最古の国』日本
  • 大嘗祭 特別御朱印 その③ - 『世界最古の国』日本

    今回は令和の『大嘗祭』に関連して、もうひとつ御朱印をいただきました台東区にある『小野照崎神社(おのてるさきじんじゃ)』についてお伝えして行きたいと思います。 この神社は元々は主祭神である『小野篁(おのたかむら)』が、上野の照崎(現在の上野公園)の地に父の岑守(みねもり)が東征を朝廷から命じられ一緒に東北に向かいその時、一時住んでいた縁から篁が逝去した際に創建されました。 その後、徳川幕府の時代にこの上野の地に寛永時(徳川の菩提寺)を建立すると言う国策によって現在の地に遷座されました。 と、ここで少し話はずれますが、この主祭神である『小野篁』について面白い話をお伝えしたいと思います。 まず、祖先が名前からご察しのつくように、あの第33代推古天皇の時に摂政として活躍していた厩戸皇子の命で、隋(現在の中国)に派遣された「遣隋使」でも有名な「小野妹子」になります。 何かと、妹子は出てきますねぇ。

    大嘗祭 特別御朱印 その③ - 『世界最古の国』日本