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2020年11月29日のブックマーク (2件)

  • asahi.com :〈愛・地球会議〉テーマフォーラム5月――環境本位型社会を目指して - 朝日新聞社シンポジウム

    養老 どうも養老でございます。 今回の主題は、一つは持続型の社会というか、環境ですね。もう一つが科学、それに合ったというか何というか、科学という主題だったと思います。私は、以前から環境問題という言葉はあまり使いませんで、これは環境が問題になっているのではなく、人間がやったことが問題になっているわけですから、これは実は人間問題であると。じゃ、だれがやったのかというと、眠っている人がやっているわけではないので、起きている人がやっているわけです。起きているというのはどういうことかというと、意識があるということで、つまり、意識がやったことでしょうということをずっと申し上げてまいりました。 意識というのは、私が若かったころは人間に特徴的な高級な働きであると言われておりまして、脳の科学をやろうと思ったら、偉い先生方は、意識なんていうのはもっと脳の科学が進歩してからやるものだと言われまして。それを待って

  • 養老孟司さんに聞く 「エコの壁」(下)「ほどほどの成長」に参勤交代を: Dr.Carrasco

    (日経エコロミー 2007年6月4日) 都会のサラリーマンは、1年に数カ月、田舎へ「参勤交代」すべき。 東大名誉教授の養老孟司氏は、自然と共生するために、 どのくらいの成長が適当なのかという感覚を、 自然のなかで体で実感することが大事だと説く。 環境問題の根は、人の脳の仕組みにあるとする養老氏に、 「エコの壁」を超える方策を聞いた。 ――環境問題は、部分最適ではダメだと主張。 環境問題を、生物で例えるとわかりやすい。 生物は、細胞1つ1つが複雑に絡まり合って、 数万の化学物質が集まって、1つのシステムを構成。 外からエネルギーを取り込んで、自分自身を再生産。 それが生きているということ。社会も同じだ。 1つの細胞を動かして、全体がなんとかなるかというと、 そうはいかない。 だから、僕は薬を飲まない。 根的にはシステム問題だから、対処療法ではだめ。 当に大切なのは、生き物と同じように、