出典:http://www.anatomy.med.keio.ac.jp/funatoka/anatomy/cranial/ 球麻痺とは、延髄から出る運動性脳神経に支配される筋の麻痺のこと。 延髄から出る脳神経はⅨ、Ⅹ、Ⅺ、Ⅻ。 例えば、延髄外側症候群で疑核が障害されると、球麻痺となる。 球とは、延髄の慣用語とのこと。 延髄を外から見るとボールみたいに丸くみえるからだといわれていますが、私はボールには見えませんでした。 球麻痺の症状は? 延髄には、舌、咽頭、口蓋、喉頭などの筋を支配する神経核があります。 そのため、球麻痺によって、以下のような症状が現れるのです。 球麻痺の原因は? 球麻痺の原因は多岐にわたります。 とにかく、延髄の神経核が障害されれば、球麻痺となるので原因がたくさんあるのは当然といえるでしょう。 遺伝性: 球脊髄性筋萎縮症、 急性間欠性ポルフィリン症 血管疾患: 延髄梗塞