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2023年9月20日のブックマーク (2件)

  • 「非認知能力」という名称の流行が生んでしまった“誤解”と“困った副作用”

    成長、発達、認知――。教育関係の記事ではあたりまえのように使われる言葉ですが、その厳密な意味となると答えられない人も多いでしょう。お話を聞いたのは、『しまじろうのわお!』(テレビ東京)などの幼児教育番組や幼児向け教材の監修を行っている、静岡大学情報学部客員教授の沢井佳子先生。それらの言葉の意味に加えて、幼児教育の世界で流行語となっている「非認知能力(非認知的スキル)」という言葉がはらむ問題についても持論を語ってくれました。 構成/岩川悟 取材・文/清家茂樹 写真/石塚雅人(インタビューカットのみ) 成長、発達、認知という言葉の意味とは? 成長、発達、認知という言葉のうち、その意味合いからも混同されるのが成長と発達ではないでしょうか。子どもの成長、発達といった場合、一般の会話においては大きなちがいはありません。でも、アカデミックな意味でいうと両者にはちがいがあります。 「成長」とは、「数値」

    「非認知能力」という名称の流行が生んでしまった“誤解”と“困った副作用”
    tsuneaki02
    tsuneaki02 2023/09/20
    「社会情動的能力」を「非認知能力」と呼ばないべきだ、という正当で明朗な論説。
  • 問題視されるマシュマロテスト「わが子にやり抜く力を」と幼児教育に励む親の大誤解 非認知能力はむしろあと伸びする

    やり抜く力に代表される「非認知能力」は、将来の成功に影響するとされ幼児期からの育成が注目されてきました。しかし、脳科学が専門の細田千尋さんは、そこには誤解があると指摘。「非認知能力は思春期、青年期以降も伸びていく能力であり、その発達には家庭での親の養育態度が大きく影響する」と話します――。 非認知能力に“三歳児神話”が出現 最近よく、「子どもの非認知能力を育てるにはどうしたらいいのでしょう?」という質問を受けます。「3歳までが重要と、研究で示されていると聞きました、当でしょうか?」ということまで聞かれて、3歳児神話が新たなかたちで生まれていることに愕然とします。また、幼稚園やお教室などの先生が、非認知能力を育む必要性を力説されているのを耳にすると、一般的にはまだ誤解の多いことを痛感します。 そこで今回、「非認知能力」における誤解と、「非認知能力」を伸ばすのに重要な要因についてご紹介してい

    問題視されるマシュマロテスト「わが子にやり抜く力を」と幼児教育に励む親の大誤解 非認知能力はむしろあと伸びする