「新常用漢字表(仮称)」に関する試案を審議している文化審議会国語分科会の漢字小委員会は23日、試案の修正案を承認した。191字の追加字種候補は、新たに「柿(かき)」など9字を加え、招聘(しょうへい)の「聘」など4字を外すため、196字になる。また新漢字表の名称は常用漢字表を踏襲することになった。 同委員会は、試案に対して一般から寄せられた約220件の意見を参考に修正案をまとめた。新たな追加字種候補はほかに哺乳(ほにゅう)の「哺」、楷書(かいしょ)の「楷」、親睦(しんぼく)の「睦」、「釜」、禁錮(きんこ)の「錮」、賄賂(わいろ)の「賂」、勾配(こうばい)の「勾」、毀損(きそん)の「毀」。追加字種候補から外すのはほかに忌憚(きたん)の「憚」、哨戒(しょうかい)の「哨」、諜報(ちょうほう)の「諜」。 1945字からなる現行の常用漢字表から「銑(せん)」など5字を外す予定なので、新漢字表は差し