1994年12月の戸籍法改正により、コンピュータで戸籍を扱えるようになった。それまで各市区町村は、紙の形でしか戸籍を扱えなかったが、この法改正によって戸籍電算化への道が開かれたのである。 しかし戸籍電算化は各市区町村でバラバラに実施されたため、それぞれのシステムごとに異なる文字コードが使われる結果となった。これに対して法務省は、2004年4月に戸籍統一文字を通達した。戸籍データ交換の際には、この戸籍統一文字を用いることで、システムごとに異なる文字コードを使っていても、文字化けなくデータ交換が行える環境を整備したのである。 現在、戸籍統一文字は漢字5万5271字、非漢字773字、合わせて56044字が収録されている。各文字には10進6桁のコードが割り振られているが、一の位は常に0であり、漢字は000010~552710に、非漢字は900010~907730に収録されている。 戸籍統一文字の漢
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