情報処理推進機構(IPA)は6月26日、来年春に始まる「ITパスポート試験」の出題範囲・試験形態を発表した。 ITパスポート試験は、情報処理技術者試験の改革で創設された試験の1つで、2009年春から試験を開始する。2009年4月の試験で廃止される初級システムアドミニストレータ試験の範囲を含む、基礎的なIT知識を広く問う。ITスキル標準(ITSS)では最下位のレベル1に当たり、業種・職種を問わずITを活用する職業人すべてと情報系学科を中心とする学生を対象にしている。 試験の出題範囲は、初級システムアドミニストレータ試験の範囲全部に、基本情報技術者試験の3分野(「プログラミング/プログラミング言語」「基礎理論」「アルゴリズム」)を追加。IPA 情報処理技術者試験 センター長 川口修氏によると、「いまの初級システムアドミニストレータ試験よりも難易度が下がった分、試験範囲は広がった」と説明する。
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