「にっぽん」「にほん」どちらでも――。政府は30日、「日本」の読み方についての答弁書を閣議決定した。民主党の岩國哲人衆院議員の「日本国号に関する質問主意書」への答弁。 「『日本』の読み方を統一する意向はあるか」との岩國氏の質問に対し、答弁書では「『にっぽん』『にほん』という読み方については、いずれも広く通用しており、どちらか一方に統一する必要はないと考えている」とした。 岩國氏は質問主意書で「70年7月に佐藤内閣が『にっぽん』で統一する旨の閣議決定を行った」と指摘したが、答弁書では「そのような閣議決定は行っていない」と否定した。